商品番号:1542908
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
丁寧に織り上げた大変素晴しい日本の誇る手織り本場大島紬。
年々過度な減少傾向にある、良き大島紬。
奄美大島紬の生産反数は2022年には3,000反を切りました。
その中でもこの立体的な絣の素晴らしさ、こういったものは本当に極わずかなもの。
この出会いは希少でございます。
夏の一元式大島紬のご紹介でございます。
夏の素晴しき特選のひと品でございます。
透け感もございますが、夏前の単衣にもお使いいただけます。
「染の百趣矢野」より、
大変希少な九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
今後のご紹介はお約束できません。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
[着物]
夏の肌にもするりと心地よく感じられる軽やかな風合い…。
着るお方に、着姿の印象に、実に爽やかで品を感じさせる、夏大島紬ならではのたっぷりとした涼感を感じることができます。
くっきりと奥行きある白色地に、
すっきりと冴える黒色の一元式絣を用いて、
麻の葉のお柄が一面に織りあらわされました。
ここまでの浮き出るかのような意匠は織り手さんも限られているそうです。
織りのひとつひとつ、それはまるで点描の世界のようにミリの絣を合わせて表現されます。
織り工さんがその絣を一日のうち十数時間見つめ織り上げることで、全くずれのないここまでの手織物ができあがります。
着るほどにそのお色を味わい深く変化させて。
シンプルにもこだわりと味わいがあり、着る人の趣味性・センスを感じさせるデザイン。もちろん流行なども問わず、いつの時代も古さを感じさせない、夏のこだわりある装いにもきっとご満足いただけるお品と思います。
[帯]
今回ご紹介のお品もまさに、『さすが染の百趣矢野!』と思わせる、
ハイセンスかつよき加工の手描き友禅染帯です。
すっきりと浮かぶ無地場がこれほど活きる
計算されつくした構図の間(ま)の美学…
さらりと節感のある小千谷紬地。
その絹地を穏やかな黒茶色に染めて、
お柄には、団扇の意匠を描きました。
ごく繊細な構図でさりげなく金彩が際立つ面持ちは
あくまでも上品に、そっと場に馴染むような優しい着姿を演出します。
【 染の百趣 矢野について 】
京都にある手描き友禅の名染元
1971年(昭和46年)創業
染元としては比較的若い染屋であるが
本糸目の友禅の技、上品で端正な作風で
定評がある。
御所解文様、吉祥文様や風景文様、小袖写し、
正倉院の舶載裂写し、古典柄を主体にした
江戸時代の小袖などをモチーフにして
現代に通じるきものを創作している。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
[着物]
絹100%
長さ12.5m 内巾38.5cm(裄最長約73cm)
経済大臣指定伝統的工芸品、本場奄美大島紬協同組合の証紙がついております。
[帯]
絹100%
長さ3.6m(御仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:突起毛芯
白生地には、越後小千谷紬地を使用しております。
◆最適な着用時期 5月下旬~9月上旬の夏単衣・夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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