商品番号:1537834
【 仕入れ担当 田渕より 】
そうそうお眼にかかることのできない、稀に見る工芸美術帯でございます。
通の方ならご存知、誉田屋源兵衛より、
逸品袋帯をご紹介致します。
典雅な面持ちと匠の技で織り成された抜群の意匠美…
是非ご覧下さいませ!
【 お色柄 】
しなやかに織りなされた、上品なグレーの帯地。
その控えめなお色味の帯地に映える美しい菱文の意匠…
金華山織の立体感、金箔糸と落ち着いた和の色彩で表現されたグラデーション。
シックな色彩使いが金の輝きを引き立ててくれます。
風格と重厚さ。
誉田屋源兵衛さんだからこそ成せる面持ち。
意匠は決して合わせるお着物を選ぶものではございませんし、
訪問着から色無地まで幅広く使用できるフォーマル帯でございます。
華やぎのお席にハッと目を引く美しい和姿を演出することでしょう。
まさに、『これが誉田屋のセンス!』といわんばかりの、通好みの洗練された面持ち。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 金華山織について 】
金華山織は、輪奈織の一種で文様部分の緯糸に太糸を使用して織り上げた後、太糸を抜き取ることにより経糸がループ(輪奈)状になり、その輪奈を残すため、帯全体にひときわふくよかにして重厚な風合いが生まれます。
上杉神社に伝わる上杉謙信着用のマントは、室町時代末に南蛮紅毛船に舶載された西欧の文物中、宣教師ルイス・フロイスが信長に贈ったといわれる「赤地牡丹唐草ビロード洋套」で、その縁飾りにみごとな金華山織が用いられていることで有名です。
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
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