商品番号:1530667
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
幻想の花が艶やかな着姿を
演出する素敵な訪問着が入荷してまいりました。
吉野一廉氏作の特選絞り辻ヶ花染め訪問着のご紹介です。
吉野一廉と言えば、
一竹、翠山などと同様、絞り染めの世界で大変有名な作家さんです。
今回は西陣織の金華山織袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
セット価格でお届けさせていただきますので
お目に留まりましたらこの機会にご検討頂けると幸いです。
【 色柄 】
[着物]
さらりとした絹地には、霞のような地紋細やかな銀通しちりめん地。
黒色を基調に白と藤色で暈し上げて染め分けられ、
奥深さが演出されております。
その絹布に、肩から胸 裾にかけて
絢爛と咲き誇る優彩の小花と幽玄な
辻が花模様が染め上げられました。
絞りのふっくらとした立体的な華やぎに、
幻想の花が前に奥に醸し出されて…
[帯]
清雅な白の帯地には一面に銀糸を織り込み、豪華な雰囲気に。
意匠にはアラベスク華文が織りなされて。
銀の経糸が、金華山織によって帯地にふっくらと浮かび上がりながら柄を構成し、
光沢感溢れる艷やかな表情に仕上がっております。
その上から美しいグラデーションをみせる暈し加工をほどこして。
【 金華山織について 】
別名輪奈織。
輪奈織は、経糸に地組織を作る地経と、数種の色で輪奈〔文様の輪状の部分〕を創る経の2種類を用意し、
それぞれ別の経巻具に巻き、輪奈の長さにより経を加減しながら、
地経より長くして平織りで経糸を織り入れてから輪奈の経を引き上げ、
仮に針金〔太い糸〕を通し入れて再び緯糸を織り入れる。
これを繰り返して最後に針金(太い糸)を、引き抜き輪奈としたものです。
【 辻が花について 】
中世後期の北山文化、その最中に生まれた「辻が花」。
近世初期に最盛期を迎え、江戸時代に本質を変えたとされておりますが、
発生の時期、展開、名称の由来等はいまだ深い謎に包まれております。
その辻が花独特の幽玄な美を、絞り工芸作家の吉乃氏が見事に表現いたしました。
【 吉乃一廉(よしのひとかど)について 】
絞り染工芸作家
京都出身の染色作家。
『吉乃一廉の世界』と題された、高度な
絞りの技術と、独特の意匠で構成された
辻ヶ花のシリーズは「一廉辻ヶ花」とも呼ばれ
広く知られている。
[着物]
絹100%
たちきり身丈186cm 内巾38.5cm(最大裄丈約73cm)
[帯]
絹70% ポリエステル15% レーヨン15%
長さ約4.4m(お仕立て時)
耳の縫製:袋縫い
六通柄
おすすめの帯芯:綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、音楽鑑賞、観劇
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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