商品番号:1529465
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
「羅」と「経錦」。
重要無形文化財に指定された二つの技の保持者である人間国宝、北村武資氏。
残念ながら2022年3月31日、その実り多き人生に幕を下ろされました。
古代織の再現から現代に生きる織に至るまで…
その制作年数は実に70年を超え、私自身も数多くの作品を取り扱って参りました。
氏の織技法と言えば、上記の「羅」と「経錦」に加えて、
「煌彩錦」、「繧繝」、「斑錦」などが知られておりますが…
今回ご紹介が叶ったのは引箔を用いた逸品でございます。
弊社でも過去ご紹介がほぼ無く、その希少性は言うまでもございません。
おそらく認定される前のお品かと存じますが、
状態も良い希少品でございます。
どうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
繊細かつ密に綾なされた、
ピンク色の引箔地に、
金と銀の箔糸にて梅の意匠が
一面に織り出されております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりました。
薄っすらと締め跡がございますが、概ね美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
お届け前に関東仕立てへのお仕立て替えをサービスさせていただきます。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
絹100%
長さ約4.45m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ~30代
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付添い、お茶席、お稽古、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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