商品番号:1528560
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
このようなお品をご紹介できることを大変嬉しく思います。
是非ともお手に取って、その目で、肌で、ご堪能いただきたいお品。
すぐに手に入るお品ではございませんし、よくある品でもございません。
加賀友禅の大御所【 初代 由水十久 】氏が遺した幻の一条。
既に享年を迎えられておりますから新しいものは出てくることが無く、
また、こうした中古品としての流通も限られたものでございます。
帯としてだけではなく藝術的価値のある作品ですので観賞用としても。
お持ちになられるだけで箔がつくことは間違いないでしょう。
幼きより日本画に触れ、
大成した後は国内外を問わずに名声を轟かせた名匠の中の巨匠。
氏の描く童は一体あたち数百万円の価値があるとも言われます。
世界に誇る宝物をお選びくださいませ。
【 お色柄 】
タレ先には【 十久 】氏の落款がございます。
生地の残布などが無くとも作風、落款、風格。
紛れもなく初代の作品に間違いない逸品とわかります。
しっとりと灰と青の中間色である雲井鼠色へと染め成された帯地。
フワリと躍動感を持ち、跳ねる児子の意匠がお太鼓に描かれました。
情趣感じるお色使いで描き出された童。
お色一つをとっても本当に繊細で丁寧に挿されたことがわかります。
童はふっくりとした頬に優しい表情で、なんとも愛らしく仕上げられております。
髪の毛一本、お着物の柄に至るまで細やかに細やかにあらわして。
まず他にはない唯一無二の作、決して過言ではございません。
子々孫々に受け継いでゆくべき作品。
もう二度と作られることのない美術品でございますので、
本当に大事にしていただける本物志向の方に。
どうかこの出会い、お見逃しなきようお願い致します。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが
おおむね良好でございます。
お届け後すぐにお召しいただけます。
【 二代 由水十久について 】
本名:由水充
本加賀友禅作家
伝統工芸士
石川県指定無形文化財技術保持者
加賀友禅技術保存会会員
石川県インテリアデザイン協会会員
1952年石川県金沢市生まれ。
加賀友禅作家、初代・由水十久の次男として生をうける
多摩美術大学で日本画を専攻。
加山又造と上野泰郎の両名に指導を受ける。
大学卒業後に帰郷。
1987年に独立、加賀染振興協会に落款を登録。
父である初代が亡くなった翌年の1989年、
二代由水十久を襲名。
「うなゐ」と呼ばれる童子の意匠を得意とし、
伝統として初代より技法等の基本的要素は継承しつつ、
より進化させつつ図案や、テーマ、配色等を
全く新しく展開。
現在も初代の意思を継ぎながら、兄・由水煌人と共に
『平成の十久』として創作活動を続けている。
歌舞伎や能狂言などの伝統芸能、古事記や万葉集、
古今集、新古今集や源氏物語、伊勢物語などの
日本の古典文学、春夏秋冬の遊びや年中行事、
日本だけでなく世界の神話や、故事来歴、
西欧の古典音楽家シリーズ、オリンピックや
サッカーなどのスポーツ、時事的な話題に
取材したものなど古今東西を童子の姿に
仮託して表現された独特の作風である。
【 経歴 】
1952年 初代由水十久の次男として金沢市大野町に生まれる
1971年 石川県金沢泉丘高校卒業
1980年 多摩美術大学日本画専攻卒業
※在学中は加山又造、上野泰郎両先生に指導を受ける
東京銀座にて個展を開催、帰郷し由水塾に入門
1987年 加賀友禅作家として認定を受け落款登録、加賀振興協会に加入
1989年 「由水充工房」設立(のち「由水十久工房」と改める)
初代由水十久の一周忌法要を機に2代由水十久襲名
加賀友禅新作競技会で第一席受賞
1990年 2代目襲名記念個展開催(京都文化博物館)
1996年 伝統加賀友禅展金賞受賞(石川県立美術館所蔵)
通産省指定伝統工芸士の認定を受ける
1997年 美展において特選受賞
1999年 ルクセンブルク大公殿下御夫妻、高円宮殿下御夫妻
由水十久工房ご来臨
伝統加賀友禅展金賞受賞(石川県美術館所蔵)
2001年 石川県指定無形文化財
加賀友禅技術保存会会員の認定を受ける
2018年 京都・東京にて襲名三十周年記念展開催
2021年 石川県指定無形文化財
加賀友禅技術保存会会長に就く
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
絹100% 長さ約3.6m
【 初代 由水十久 】氏の落款が入っております。
お柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、お稽古、ランチなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付け下げ、色無地、小紋、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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