商品番号:1525498
(税込)
【仕入担当 竹中より】
証紙など紛失されていますが
過去の瀞扱いかた ほっこりと心温まる
長野県信州の【高澤織物】謹製の伝統的織物【信州上田紬】の
八寸帯に間違いございません
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として
仕入れました
締め跡もごくわずかなおおむね美品でございます
【お色柄】
上田紬の興りは戦国時代まで遡ります。
真田氏の開祖・真田昌幸(真田幸村のお父さんです)が
上田の産業振興のために「真田織」という織物を奨励したことから始まったとされています。
それがやがて真綿から紡いだ糸を原料にした紬の織物に進展し、
養蚕の隆盛や真田父子の活躍とともに全国に広まって行きました。
江戸時代初期、茨城県結城地方の代官となった伊奈忠次という人に
招聘されて上田から大勢の染織技術者が彼の地へ赴いた時代があります。
当時、上田の染織技術は洗練された先進技術として全国的に認知されており、
その技術をもって結城地方の染織産業の振興に大きな役割を果たします。
結城紬が全国的なブランドになった基礎には上田紬の技術が基礎にあったと言えるのです。
そんな長い歴史を持つ。信州上田紬。
真綿糸ならではのほっこりした地風の中に、
さらりとした都会的な印象も感じさせてくれます。
帯地は柔らかなアイボリーの地にほのかに膨らみを込めた
白茶色の畔間道を配して、
ほのかに黄緑に光る天蚕のお色味が心を引きつける一条。
シンプルながらも、粋に躍動感のあるその面持ちは、
小紋や織のおきものなどと合わせて、存分にお締めいただけます。
この豊かな風合い、美しい彩りを是非お手元でご堪能下さいませ。
普段のお洒落を楽しむカジュアル帯のひとつとして…
永くご愛用いただけましたら幸いでございます!
【 上田紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)
国指定伝統的工芸品「信州紬」のひとつ。
長野県上田地方、更科、小県、埴科地方、とくに
千曲川上流地帯でつくられる紬織物で、
上田を集散地としたため上田紬と呼ばれた。
江戸寛文年間(1661~73)に伝えられ、
江戸中期ごろから和糸生産の発展につれ、養蚕から
生じる屑繭、玉繭を利用し、農家の副業として
盛んになり、天保年間(1830~44)に最盛期となった。
もともとは玉糸が使用されていたが、現在では
経糸に生糸、緯糸に紬糸(多くは機械を使用する)を用い、
一部は高機による手織であるが、力織機による製織のものが
多くなっている。
絣のものも織り上げはあるが、縞柄が主で、
普段着向きの着尺地として使用される。
厚手で丈夫な地風で、江戸時代には
大島紬や結城紬と並ぶ「日本三大紬」として
一世を風靡した。
絹100%(天蚕糸含む)
長さ約3.73m(お仕立て上がり時)
全通柄
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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