商品番号:1525365
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
今年もやってまいりました!
年に一度の大蔵ざらえ!
一年間の感謝の気持ちを込めて…
年間約3万点のリユース品と向きあうバイヤー田渕による、
着物+帯のお値打ちコーデをご用意致しました。
数ある中から状態、寸法、お色柄、
そして価格にとことん拘りました!
今回ご用意したセットは
琉球絣の創設者とも言われる、故・大城カメ氏のひと品と
大人の落ち着きを感じさせる、読谷山花織九寸帯でございます。
お着物、帯は単品での販売も行っておりますので
下記の商品番号で検索、またはお問い合わせ頂けますと幸いでございます。
短期間限定のこの機会を、
どうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
≪着物≫
商品番号:1520417
通常価格:198.000円税込
ざっくりと空気を含んだように柔らか…
江戸茶色と浅蘇芳色を基調として、絣模様を込めた格子文様を織りなしました。
格子の中にはムディと呼ばれる螺旋状に見える絣が格子に織り込まれており、大変高度な技術を要します。
感性に響くような高貴さと、洗練されたハイセンスが見事に表現されております。
また琉球かすりでは真綿糸が用いられることはほとんどございません。
手織の性質上、真綿糸が入ると
織っている最中に切れやすくなってしまうためです。
こちらのお品は、卓越した技術により、真綿が用いられ、
ほっこり、そして軽やかな風合いに織りあがっております。
二度と織りあげられることのない…
氏の感性と琉球への愛情が詰め込まれたひと品でございます。
どうか大切に、末永くご愛用くださいませ。
≪帯≫
商品番号:1524457
通常価格:169.800円税込
独特の節感やわらかな紬地は、まろやかな砥粉色。
お柄には穏やかな色彩でふっくらとした手花花織の模様を織りなして。
民芸味をただよわせながらも、都会的な洗練が感じられ、
実に穏やかに美しい情感に満ち満ちております。
独創性ある幾何学文様、絣柄を枠取りしたような意匠は花織ならでは。
織りの確かさもさることながら、
そのデザインセンスの良さには、目をみはるものがございます。
美しく変わる彩り美しく…。
琉球の祈りの宝を、どうぞ大切に大切にお召しくださいませ。
【 商品の状態 】
着物、帯共に中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 大城カメについて 】
大城織物工房2代目であり、3代目大城清助氏の妻である、
大城カメ氏は『琉球絣』と言えば、この人といわれるほど有名なお方でございます。
大城織物工房は1879年、大城ウシ氏により沖縄本島南部南風原に設立されました。
1899年に2代目大城カメ氏が工房を継ぎ、
1919年に3代目の大城清助氏が初めて織物を「専業」とし、
生活の糧にするまでは、当時の織物といえば自分たちの普段着を作る以外は
わずかな現金を得るための「兼業」として細々と成り立っておりました。
後の太平洋戦争(沖縄戦)の戦火で、家財や織物の道具はすべて焼失、
一面の焼け野原となり、唯一残ったのは「技術」だけという有様でした。
その戦後の物資とぼしい苦難の時代を経、現在まで受け継がれたその技術。
カメ氏は常に新しい琉球絣の制作に力をそそぎ、
『卓越技能賞(現代の名工)』、『勲六等瑞宝章』等、数々の賞を受賞。
残念ながら1993年に80年の生涯を終え他界されましたが、
今でもカメ氏の琉球絣は高い評価を受け、ファン垂涎のお品でございます。
昭和52年 沖縄県知事表彰
昭和53年 労働大臣 卓越技能章(現代の名工)
昭和54年 内閣総理大臣賞
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
【着物】
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:樺色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
【帯】
絹100%
長さ約3.5m
お太鼓柄
身丈(背より) | 157.5cm (適応身長162.5cm~152.5cm) (4尺1寸6分) |
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裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 52.5cm(1尺3寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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