商品番号:1525234
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
600種類以上もの図柄を自然や動物から考案し、
沖縄で発祥した【 琉球絣 】。
琉球王朝時代には首里の王侯貴族、士族の着物のために描かれた
「御絵図」によって厳密に製作されておりました。
美しき海、美しき風、そして豊穣の大地。
おだやかでいて、ゆったりとながれる時の中で…
そのやさしい色彩、豊かな質感は生み出されます。
戦後、苦労して苦労して、生きるための手段として選んだ機織り。
現金収入を得る手段としての機織りが、いつしか人の心を打ち、
現代の名工として認められるまでとなったなったそこまでの努力と情熱。
その努力と情熱は、織物工房の職人ひとりひとりにしっかりと受け継がれ、
今でも工房の品々は、見る者に手仕事の感動を与えます。
通常の縦絣に、色糸と白でより合わされた十字手縞のムディ格子。
琉球王朝時代の上流階級の女性を彩ったお着物にその源流が見られ、
紺白のものは、日常用として用いられておりました。
その手縞をあしらうことにより、お着物としての格調を高めてくれます。
【 お色柄 】
穏やかな味わいの金糸雀色を基調にして。
絹そのものの艶感そのままに、美しく染め上がってございます。
経と緯に格子を表現しその内に
トゥイグワーに丸文を絣の緻密な作業により
織り描かれました。モダンな風合いの縞模様がさり気なく華を添えます。
シンプルな素朴さ、それでいて洗練された凛とした空気感に満ちた一品。
まず、創作数が本当に少ないこだわり抜かれた珠玉の織物。
先人たちの思いを受け、琉球かすりには沖縄独自の伝統技術、
技法が行き渡り、現在に至っております。
どうぞ末永く受け継ぐ一品として大切にお持ちいただければと願うお品です。
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
絹100%
長さ13m 内巾36.5cm(最大裄丈69cm〉
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、趣味のお集まり
◆あわせる帯 洒落袋帯、染めの名古屋帯、織の名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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