商品番号:1525087
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
長く仕入れをしておりましてもなかなか巡り会えない逸品。
二百山亀甲の極上細密絣のベタ亀甲をご紹介させていただきます。
「100山亀甲」を越える「136山亀甲」でも大変細緻な織技法でありますのに…
こちらはそれをはるかに超える、信じられないほどの細やかさ。
絹布に浮かぶ絣の魔術を、まずは存分にご覧くださいませ。
織の里の、感嘆の域に達した手仕事の妙をご堪能いただきたく思います。
【 お色柄 】
ふわり、やわらかな質感の紬地。
シックな墨黒色のその地には本当に細やかなベタ亀甲を織りなして。
目で確認するのもやっとなほどの、
本当に細やかな絣模様がつけられた絣糸。
それらの縦横をきちんと丁寧にあわせることによって、
この200山亀甲の細密絣が生み出されます。
100山亀甲ですと1寸に10個ですが、
136山亀甲は、1寸に14個もの亀甲細工。
200ですと20個になります。
この細やかさには…目を奪われます。
お安く出回っている「微塵格子」のお品とは、
織り上げのレベルが格段に異なるお品でございます。
長く定番のようにしてお召しいただく一枚にこそ、
ぜひとも本当に良きものをお求めいただきたく思います。
雪深い山里で一本一本の絹糸に心を込めて織り上げた着物は、
着る人の心を美しく優雅にあらわすかのよう。
すばらしい、織の傑作品をお届けいたします。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願い申し上げます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:老緑色
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
---|---|
裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈73cm(1尺9寸3分) 袖巾37cm(9寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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