商品番号:1523829
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
色彩を組み上げて…
高貴な印象に仕上がった、ひなやさんの創作帯をお値打ちにお届けいたします!
正倉院御物に残る束帯(聖徳太子が刀をさげている紐)の組みひもの組織に見せられ、
長年の研究、試行錯誤の結果7~8cm幅までしか組めなかった組み紐を
帯幅まで広げることに成功した氏は、
タペストリーや段通まで組み上げ、
その作品は日本国内だけでなく海外でも高い評価をうけています。
単純なバイアスの無地のものでも、帯幅まで組むのに300以上の玉数が必要で、
柄や組織によっては2400玉や9600玉など気の遠くなる玉の動きが必要となります。
今は帯作りはされておりませんので
希少になりつつあるお品です
【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れましたが
締めあともほとんど見受けらず
おおむね美品としてお届けできます
【お色柄】
シックな緑金をべースに
金と鼠の縞間道
お太鼓とお腹はその経糸をねじり
横段取に縄文の意匠をうかべています。
しなやかでしめると体の線になじむその仕上がり、
しわにならず本当にしめやすいその仕上がりはまさに「ひなや」ならではの技術がみられます。
さらには緩んでこないという、機能性も充実した締めやすい袋帯です。
どうぞお見逃しなく!
【 ひなや工房について 】
自然染織家・伊豆蔵明彦が主宰
くむ・あむ・おるをコンセプトに掲げ、
飛鳥・奈良時代にシルクロードより
隋・唐を経て伝わった唐組の技法を
伊豆蔵明彦が20年もの歳月をかけ研究、
現代に復刻生み出された「和唐組」を
ベースにした着物や帯を製作していた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金銀糸風繊維以外) 長さ約4.4m
お柄付け:太鼓柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行、趣味のお集まり、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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