商品番号:1522020
(税込)
【仕入担当 竹中より】
西陣【 河崎工房 】より。
琉球の織物である花織の、手花(てぃばな)の技法をもとに
西陣の織技にて再現した浮織(うきおり)の洒落袋帯のご紹介です。
浮織―
その名の通り、刺繍のように立体的に
糸を浮き上がらせて模様を表現する技法。
その中でも琉球花織によく見られるてぃ花は
単純な平織りの地組織の中に撚糸した色糸で
模様を縫い取りお柄が表現されております。
【お色柄】
今回ご紹介の本品はそのてぃ花をモチーフに織り上げられたお品。
ほどよい柔らかさとフシのある質感。
おだやかな白鼠地をベースに、
様々な彩りの緯糸使いで、矢じり模様を込めた横段が
リズミカルに表現されております。
特に、このような技法の場合織機では
織り上げができかねますので、もちろんの事手織。
手仕事のぬくもりを感じさせる織と
シンプルなデザインで、洒落た帯姿をご堪能いただけることでしょう。
特にモチーフとなった琉球の織物、琉球かすりや花織、
道屯織などのお着物とのコーディネートで、また各産地の
民芸的な織りのお着物、結城や牛首などにあわせて
幅広くコーディネートいただけることでしょう。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 河崎工房について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo2430
染織作家 河崎晴生が西陣織の本袋帯を始めとした
染織工芸作品やインテリアアートを創作している。
1986年以降、公募展を中心に展覧会活動を展開。
主力商品である西陣織の本袋帯は、唯一無二の帯を
コンセプトに制作時の心境に沿った技法、素材を使い、
表現している。
デザインは、美術品・工芸品の伝統的な
図柄を取り入ながらも、作家自身の個性を活かした
他にはない図柄で、本袋帯ならではの表裏の一体感や
締め具合の良さ、独特な糸の織り味が特徴的。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 4.35-4.7m
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを4.8mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約4.35mで仕立て上がります。
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:袋縫い
西陣織工業組合証紙No2430 河崎工房謹製
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、
観劇、おでかけ、お食事 など
◆あわせる着物 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
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