商品番号:1521893
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
伝統的な京町屋の社屋には手織工房も併設している、西陣の老舗機屋「洛陽織物」。
その名門機屋さんより…
風格ある正統派の面持ちで織り上げられた逸品袋帯をご紹介いたします。
華美に過ぎず、地味に走らず……
エレガントな雰囲気の中に、確かに感じられる品格。
ここまでのお品は中々ご紹介ができません。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
シックな黒の帯地にはエレガントな意匠が織りなされました。
螺鈿のような幽玄な輝きを放つ引箔にて八角更紗華文を織りなして。
エメラルド、サファイア、アメジスト、
シルバー、ゴールドなどに移り変わるその意匠はこれ以上ない存在感を醸し出しております。
帯地全体にワンランク上の品格を与えております。
【 引箔について 】
「引箔」は、三椏(みつまた)や楮(こうぞ)で作った和紙に目止めをし、
その上に金箔、銀箔、プラチナ箔、真珠、らでん、漆など
大変高価な素材を使ってさまざまな柄を作ったもの。
その薄い金銀箔を張った無地のものや、漆に顔料を混ぜて多彩な色を出したもの
それらを組み合わせて模様を表したものを極細に裁断し、それを一本一本丁寧に
織り込んでいく。
和紙に片面だけ色柄を付けたもののため、
裏返ると土台の紙が見えてしまう大変難しい作業。
したがって「引箔」を織り込む場合は一度「機」を止めて
ヘラで一本一本引き揃えるように織り込まなければならない。
【 洛陽織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.56
1898年(明治31年)創業
1949年(昭和24年)設立
天保初年(1804年) 井筒屋萬助が織司として創始。
初代井筒屋萬助(滋賀萬助)が近江国滋賀郡より入洛。
西陣にて織司「井筒屋」を興した。
1949年四代目滋賀辰雄が「洛陽織物株式会社」を設立。
格調高い礼装用の帯をはじめ、洒落帯、御召など
長い歴史の中で培われた織技術を用い、丁寧な
ものづくりを続けている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35~4.5m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No56 洛陽織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、レセプションなど
◆あわせるお着物 訪問着、付下げ、色無地など
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