商品番号:1520554
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【 仕入れ担当 戸高より 】
かの巨匠【 久保田一竹 】と並び、
幻の花「辻が花」の魅入られた有名作家【 吉乃一廉 】。
氏が表現する妖艶の世界へご招待致します。
中世後期の北山文化、その最中に生まれた「辻が花」。
近世初期に最盛期を迎え、江戸時代に本質を変えたとされておりますが、
その発生の時期、展開、名称の由来等はいまだ深い謎に包まれています。
氏は、その謎に包まれた「辻が花」の研究を進め、
1985年より様々な意匠へと開発しておりました。
「辻ヶ花」独特の幽玄な美を、
絞り工芸作家の吉野氏が見事に表現致しました袋帯。
高度な絞りの技術を用いて表現される、
大胆であり、ふわりと広がる暈しの空気感に、
朧げに咲く花々の微光を纏い。
エレガントな印象の中に、華やぎと味わいあるシルエットを演出いたします。
未仕立てのお品というものは大変希少で
今や広く出回るものではございません。
訪問着、付け下げ、色無地、小紋などとのコーディネートで
さりげなくも存在感ある帯姿をお楽しみくださいませ。
【 お色柄 】
その地はしっとりと大人女性の品を艶良く映す黒にて織り成され。
まるで銀河のような世界観を感じさせる
清雅な銀通しで高級感を持たせました。
細やかな銀彩のきらめきに、深く深く彩るぼかしの色彩。
柔らかな後光を放つ2種の松皮菱を基調に
繊細で優艶な一廉辻ヶ花を描き上げました。
夢幻の世界に足を踏み入れたかのような、独特のムード。
計算されつくした陰影にほのかな箔糸の艶めき。
エレガントな印象の中に華やぎと味わいあるシルエットを演出いたします。
心洗われるような神秘の美しさ。
滅多とご紹介できないお品です。
【 吉乃一廉(よしのひとかど)について 】
絞り染工芸作家
京都出身の染色作家。
『吉乃一廉の世界』と題された、高度な
絞りの技術と、独特の意匠で構成された
辻ヶ花のシリーズは「一廉辻ヶ花」とも呼ばれ
広く知られている。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、式典、お付き添い、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格ある小紋など
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