【お仕立てサービス】【吉野一廉】 特選銀通し絞り染訪問着 ※八掛なし 【有栖川織物】 特選西陣織袋帯 ～彩麗瑞和～

【　仕入れ担当　中村より　】
幻想の花が艶やかな着姿を
演出する素敵な訪問着が入荷してまいりました。

吉野一廉氏作の特選絞り辻ヶ花染め訪問着のご紹介です。
吉野一廉と言えば、
一竹、翠山などと同様、絞り染めの世界で大変有名な作家さんです。

今回は有栖川織物のセンスあふれる袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
セット価格でお届けさせていただきますので
お目に留まりましたらこの機会にご検討頂けると幸いです。


【　色柄　】
[着物]
さらりとした絹地には、霞のような地紋細やかな銀通しちりめん地。
白藤色を基調に暈し上げて染め分けられ、
奥深さが演出されております。

その絹布に、肩から胸　裾にかけて
絢爛と咲き誇る優彩の小花と幽玄な
辻が花模様が染め上げられました。

[帯]
清雅さが極まる銀箔のこのムード。
清雅な白緑の帯地に織りなされた装飾的なレース華文は存在感に満ち溢れ…。
光を受けて、上品で穏やかな輝きが一層増す一品は･･･
シンプルながらも品格に満ちた面持ちで、
この上なく清雅でエレガントな仕上がりです。



【　辻が花について　】
中世後期の北山文化、その最中に生まれた「辻が花」。
近世初期に最盛期を迎え、江戸時代に本質を変えたとされておりますが、
発生の時期、展開、名称の由来等はいまだ深い謎に包まれております。
その辻が花独特の幽玄な美を、絞り工芸作家の吉乃氏が見事に表現いたしました。

【　吉乃一廉（よしのひとかど）について　】
絞り染工芸作家

京都出身の染色作家。
『吉乃一廉の世界』と題された、高度な
絞りの技術と、独特の意匠で構成された
辻ヶ花のシリーズは「一廉辻ヶ花」とも呼ばれ
広く知られている。