商品番号:1499520
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
今やここまで手の込んだ九寸を製作される工房はあるのでしょうか…
いつかは、と憧れの存在である染繍美術・大彦より
逸品九寸帯をご紹介致します。
大胆な糸目、緻密なぼかし、上品な金刺繍、丁寧な友禅の色挿し、
そのすべてが、熟練の手技により、見ごたえのある仕上がりとなりました。
名門と称される自信の染め味を見事に魅せ付けております。
この機会に世界へ誇る染織美術工芸品をご検討くださいませ
【 お色柄 】
しっとりと風情ある唐茶色のシボ高いちりめん地。
描かれたのは、静かな水辺に佇む鳳凰の意匠。
日本刺繍の豪華な立体感を施した意匠のボリューム感は本当に贅を尽くした印象で、
彩りも様々に、金刺繍や手刺繍にて大胆な表情を持たせながらも、
溢れる気品を個性的に染描いたひと品に仕上がっております。
色の調和の美しい、品格あふれる表情。
華やかでありながら決して華美に走り過ぎない極上の気品。
見るものの心をうばうお品とは、
きっとこのような存在感豊かなひと品のことをいうのでしょう。
一目でその上質さを感じていただけることと思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りました。
ご着用には支障ございませんが、裏地にうっすらと汚れがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
【 染繍美術 大彦について 】
1875年(明治8年)創業
京都の千總と並ぶ、有名老舗として知られる
東京友禅の名門。友禅染と日本刺繍を融合させた
美術的な作品を展開している。
初代である野口彦兵衛が従来の商品に満足できず、
様々な織物の産地を巡り、常に新しいものを
追い求めた事に端を発する。
後二代大彦を継いだ野口真造によって、利益を求める
作品制作をする呉服屋ではなく、染色専業に専念、
これまでの染織工場を大彦染繍美術研究所と改称、
衣裳を飾るための染色や刺繍ではなく、染色や
刺繍の美を衣裳とする作品を展開し「染繍(せんしゅう)」
という言葉を生み出た。
初代の野口彦兵衛に続き、二代目野口真造、
三代目野口彦太郎、四代目野口真太郎と
四代に渡って伝統を受け継いでものづくりを
続けている。
【 東京友禅について 】
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
絹100%
長さ約3.65m
お太鼓柄
※裏地付き開き仕立て
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お付き添い、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせるお着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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