【仕入れ担当 吉岡より】
『粋・侘び・寂び』
古典を踏まえつつも、江戸の町人文化を反映したシックな趣。
独特の構図や都会的な色彩表現がきもの通の琴線に触れる『東京友禅』。
生まれ故郷、信州の豊かな自然に培われた感性を原点に、
東京友禅らしい品格ある都会的な感性と「遊び心」を融合させて。
類稀なる創作品を世に送り出す、
東京友禅作家【生駒暉夫】氏の特選九寸帯をご紹介いたします!
氏の作品から醸し出される「作家性」。
三年に一回の個展を開催されており、
日本伝統工芸展でも作品の数々が入選されていらっしゃいます。
氏の作品を一度はご覧になられた方もいらっしゃることでしょう。
中々ご紹介の機会が少ない作家品ですので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【色・柄】
さらりとしなやかな風合いの絹地。
茶系統のお色で濃淡をつけて縞を染め出し、
その境目は叩き染めのような表情でなんとも味わい豊かに。
お柄には松葉が敷き詰められました。
落ち着いた和の彩りで染め出し、
反して刺繍糸は明るいお色を用いて存在感を引き立てて。
作家の洒落た感性が光る一品でございます。
東京友禅らしい「侘び寂び」の哲学が感じられるようです。
名匠の創作性を心ゆくまでご堪能くださいませ。
氏の作品はそうそうご紹介できるものではございません。
どうぞお見逃しのないようお願い致します。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 生駒暉夫氏について 】
1954年 長野県佐久市に生まれる
1984年 独立 作家活動に入る
2000年 (社)日本工芸会正会員認定
日本伝統工芸展 日本伝統工芸染織展
東日本伝統工芸展
染芸展 東京都知事賞受賞(4回) 染芸大賞受賞(3回)
個展6回 日本橋三越本店個展2回
【 東京友禅について 】
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
絹100%
長さ約3.65m
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、ご友人との気軽なお食事、ご趣味の集まりなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織りのお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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