商品番号:1491095
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【 仕入れ担当 竹中より 】
先代から受け継いだ古代織。
日本染織展入選など古代の布の復元に活躍する、
米沢の伝統工芸士・玉虫正直氏の作品をご紹介いたします!
今回は原始古代布・科布を用いて、
正藍染でお柄を表現した希少な逸品!
滅多とご紹介の叶わないお品でございますので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 お色柄 】
お色は自然素材そのままに。
自然布ならではの、ほのかに科の木の香ただよう仕上りとなっております。
お柄には正藍による絞り染にて創作性溢れる菱模様を染め上げました。
素材感に添った、帯結びで。
前日に霧吹きにて水分を含ませますと、本当にしなやかになりますので、
特に締めにくいということもございません。シワも比較的きれいに戻ります。
素材感で楽しむ涼を、お楽しみ頂きたく思います。
こだわりを持っていらっしゃる方必見のお品。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます!
【 科布(しなふ)について 】
科布とは、科(しな)の木の皮の繊維を原料とした、
日本最古の織物のひとつ。
科の樹皮の繊維は強靭で、絹よりも苧麻よりも古くより素材として
用いられてまいりました。
科布の糸づくりは梅雨時期から始まります。
直径10cmの科の木の甘皮(内皮)をはぎとり、日光によくあて
充分に乾燥させた後、8月に樹脂を取り除くため灰汁で半日煮込みます。
その煮込んだものを1枚1枚層状にはがし、ぬかに二昼夜漬け込み漂白、
ぬかを川できれいにながしたものを乾燥させて保存。
冬になると保存していたしなを水でサッとぬらし。
幅の広いしなを指で巧みに裂いて糸状にして乾燥させます。
そこから生まれた糸は、つなぎ目に爪で穴をあけ、
次のしな糸をさしこみ、よりこんでつないで長い糸にしていきます。
そうして手績みされた糸を用いて科布は織りあげられます。
その期間はゆうに一年ちかく。
織りあげにかけられた手間暇は想像に難くありません…
ほどよく厚みがあり、弾力性に富んだ風合い。
一度締めても復元力が高く、シワになりにくいのが特徴です。
【 科布について 】
「シナノキ」や「オオボダイジュ」の
樹皮からつくられる日本最古の織物のひとつ。
葛布・芭蕉布と並ぶ日本三大古代布。
樹皮から採れる靭皮繊維をはぎ、灰汁で煮て薄く裂き、
出来上がった糸を織り上げる。
茶褐色をしていて粗剛で織り目はあらく野趣に富み、
通気性がよく、軽く、水濡れにも強く、使いつづけるほどに
味わいが増す。
現在は新潟県や山形県の一部地域のみで生産されている。
科糸100% 長さ3.8m(長尺)
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン おでかけ、お食事、カジュアルなシーンに
◆あわせる着物 夏の織のお着物、小紋、上布など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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