商品番号:1558545
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
白鷹紬の名門、小松織物工房の小松紀夫氏による、
シックな綾織紬着尺をご紹介いたします。
置賜紬の中でも、本当に数の少ない白鷹のお品。
お召しの創作が主流ですので、大変希少な織物でございます。
織の表情をたっぷりとお楽しみいただける逸品です。
さらには近年人気の高い綾織の黒無地を仕入れて参りました。
このようなお品、ご紹介の機会は本当に稀でございます。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【色柄】
画面ではお伝えする事は適いませんが、触れていただけば
しっかりとした織りの質感を存分に感じ取っていただける事でしょう。
泥染で深められた植物染の味わいある黒色に
綾織によるまるまなこ模様を織りなして。
経糸と緯糸とを一本おきに交叉させる一般的な平織に対して、
今回ご紹介する綾織は、組織り点が斜めの方向に連続して斜線状をなす織り方です。
その中でもまるまなこは、小さな入子菱が紋意匠として浮かび上がり、
まるで猫の眼(まなこ)のような表情に仕上がります。
着心地良く、着回しも本当に便利ですので、長年お着物に慣れ親しむ方にとって、
手放せない一枚としてご活用いただけることと思います。
まず他にない品質、価格と自信を持ってお薦めいたします。
【 鷹の湯泥染について 】
白鷹町にある、鷹の湯温泉の地下1000mから温泉と共に汲みだされ、ろ過された副産物である、温泉の泥を媒染として染め上げております。
糸質にもこだわり、農林水産省蚕糸、昆虫農業技術研究所で開発された、蚕品種の高級種の「あけぼの繭」を用いることで、今までにない、しなやかで深みのある仕上がりとなっております。
「あけぼの繭」は、普通品種のものより繭糸の織度が細く、
平均2デニール(普通品種は3デニール)、繭糸長が長く(普通品種の1.3倍)、繭の外層から内層までの織度がほぼ均一であるという特徴を持ちます。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
絹100%
長さ12.5m 内巾39cm(広幅)
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ショッピング、ランチ、小旅行、お稽古など
◆あわせる帯 おしゃれ袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)