商品番号:1552333
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
金沢は白山市、白峰の県指定無形文化財である、
ご存知、牛首紬。
第二次世界大戦以後次々と廃業していく中、
ただ一人残り糸作りを続けた加藤志ゆんさんのご子息、
白峰地区で唯一その技を継承し、手織りの技法を守り伝えると共に
牛首紬の再興に尽力した加藤牛首手織紬・加藤改石(かいせき)氏。
取扱いルートがきっちりと決まっており、
ごく限られた問屋にしか生地が納められませんので「石」マークのついたお品は、それだけで大変な価値がございます。
残念ながら2022年に改石氏が100歳にて物故されました為、
今後のご紹介は限られて参ります。
この機会をお見逃しないよう、ごゆっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
牛首独持の光沢感に、やさしい絹すれの音。
軽くしなやかな紬地は、まさに牛首ならではのもの…
繊維が複雑に絡み合っているためにとてもしなやかで強くシワになりにくく、
かつ独特の地風と光沢の素晴らしい風合いの耐久性に優れた牛首紬は、
釘にかけても破れないほど丈夫と言い伝えられておりますので、別名「釘抜紬」とも呼ばれます。
昔ながらの製法で手づくりされた糸から織られる生地は、
気品のある光沢を放ち、身体にしっくりとなじむ着やすさと
絹の滑らかな肌触りと光沢の美しさも持ち合わせています。
織り上げてから染色される後染めが主流なので、
後染めならではの優美さと玉繭の独特な風合いが多くの人を魅了しています。
程よい節は通好みの味がでるポイント…
くすみのある若葉色の地に、流れるように描かれた松葉模様が優美に広がって…
細く柔らかな松葉は、風にそよぐように軽やかで、唐草のような曲線とともに画面に躍動感を与えています。
控えめな中に確かな主張を持ち、着る人の内面を静かに映し出すような佇まい。
心を込めて織り上げられる一反一反。
絹織物と紬織物との両面をあわせもった気品ある独特の風合い。
織物ファンの方に、自信を持っておすすめいたします。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100%
長さ約13m 内巾37.5cm (最長裄丈約71cmまで 最長肩巾35.5cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)