商品番号:1551487
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
一目で心奪われる、美しい染の色…
きちんとした京友禅の製作においてここまで凝ったお品、
本当にお目にかかれなくなりました。
やはり、海外友禅ものとは明らかに異なります。
特に夏の紋紗地を染めたお品となりますと、
大変数が少なく、ここまでのクラスのお品は、
室町でもそう多くお見かけする機会はございません。
本物にこだわりつづける老舗染匠【 菱健 】から、
夏の逸品をご紹介いたします。
もう少し盛夏になるのですが、
この時期だからこそある、良柄良色のお品でございます。
熟練の染職人の間を幾工程も経て、大切に染め上げられた工藝品とも言える
素晴しい仕上がりをじっくりとご堪能頂けましたら幸いでございます。
夏の装いにも、こだわりを。
上等な夏帯を合わせて、日本の夏の美しい感性をご堪能くださいませ。
一生ものの一枚として、どうぞこの機会を
お見逃しございませんようにお願いいたします。
【 お色柄 】
涼やかに、風を通す絽地を使用して…
爽やかな白緑色に染め上げられました。
その地に描かれたのは、秋草の意匠を描き染め上げました。
スッキリとした構図で凛とした印象に…
銀彩の縁取りが気品高く、また凛とした涼やかさをもたらして、
吸い込まれるかのような美しい表情へと仕上がりました。
夏らしい極上の風情を楽しんで頂けることでしょう。
これらの染めが全て手作業で施され、本当に気が遠くなる程のものでございます。
幻想的な情感に、穏やかな品格を忍ばせた美しい一枚。
京友禅らしい伸びやかな彩りが染め施され、京の匠の丁寧なものづくりの姿勢が、
おのずと伝わるような仕上がりです。
【 菱健について 】
1949年(昭和24年)設立
創業者 初代古川健三
菱健という屋号は、吉友商店の屋号「菱友」の
菱と初代・古川健三の健を取って名づけられた。
「本流にこだわる」を基本理念に、京都に在籍する
無名の伝統工芸士や職人が持つ「ハンドメイドの味」を
活かし、きものに表現するものづくりをしている。
菱健の『桐壷』ブランドは業界内外問わず有名。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈188cm 内巾36cm(裄丈68cmまで 肩巾袖巾34㎝)
白生地には、新潟県五泉市「小熊ブランド」の駒絽地を用いております。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、コンサート、観劇、お食事会など。
◆あわせる帯 夏の袋帯、格のある名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。