商品番号:1551482
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
数少ない…夏の逸品フォーマル。
染め上げたのは、京の上等ものやさん「今堀染匠」。
一般にあまり名前は通っていないかもしれませんが、
少ない人数で昔ながらの手染めにこだわり、
専門店向けの逸品ばかりを創作されている染元の創作品です。
正統派に忠実に。真面目に、心を込めて。
本当に丁寧なものづくりをなされる染め屋さんです。
おのずとその創作点数はかなり限定され、さらに夏物となると本当に数えるほど。
だからこそ、まず他にはないこの佇まいをご覧いただきたく思います。
【 お色柄 】
うっとりと涼やかに、肌触りもなめらかな上質の駒絽地は、
やわらかな光沢を感じるような風合い…
穏やかに上品な女性らしさを漂わせる薄藤色に染めこんで。
お柄には静かに広がる四季花を込めた鬘帯をあしらいました。
無地場をいかし色数も最小限に抑えて、シンプルに無駄のない抜群の構成美。
そのなかでそっと煌めく金彩と刺繍のあしらいが気品高く、
凛とした涼やかさを着姿にもたらします。
古典的な彩りの美しさに、京友禅らしいはんなり。
一歩引いた控えめなセミフォーマルにぴったりのひと品です。
間違いのない染めの仕事の御品です。
銀座の専門店などで審美眼に優れたお方に
さりげなく提案されるような逸品きもの。
夏のお着物は、必ずしも必要となるものではございません。
だからこそ、本物の一枚をお誂えいただきたく存じます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たち切り身丈185cm 内巾37.5cm(最大裄丈約71cm)
白生地には、新潟県五泉市「小熊ブランド」の駒絽地を用いております。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、コンサート、観劇、お食事会、結婚式など。
◆あわせる帯 夏の袋帯、格のある名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。