商品番号:1550610
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
この色、このかたち。
ひと目で心奪われる…お品のもつ力。
室町でも、なかなかおみかけいたしません。
わずか機が二台しかなく、ご家族でコツコツと
ハイセンスなお品を織り上げておられるそのものづくりに対する
前向きな気持ちを感じ取っていただければ幸いでございます。
京都の小機屋さん『帯のあらた』より、貴重な逸品をご紹介いたします。
小機屋ならではの作品を創りたい―― 。
大量生産が増えている現在、大切にものづくりに取り組まれる
機屋さんが本当に少なくなってまいりました。あらたさんはその数少ないおひとつです。
長くきもの業界に携わられてきた方が独立された帯匠さんで、
歴史こそ長くはないもののその研ぎ澄まされた感性は京都の小機屋として一目置かれた存在です。
一点一点を作品として創る。 完成度には自信がある――
そのこだわりは一瞬でおわかりいただけることと存じます。
卓抜したデザイン性、伝統の技術に忠実ながらも新しい感性で創作された構図。
手にとっていただくと斜め方向への伸縮も素晴らしく、締め心地の良さは、格別。
ぜひお手を触れていただきたい作品です。
お手元でご覧いただければ、必ずやご納得いただけることでしょう。
【 お色柄 】
ふれるときっとその軽さ、しなやかなさに驚かれることと思います。
密な織味、柄表現ながらこれだけの風合いを出せるのは
やはり縦糸が細く打ち込みがしっかりとしているからでしょう。
白茶色の地に菱取りにあしらった松竹梅文様が織りだされました。
この風格…探そうと思ってもなかなか出会えません。
精度の高い真剣勝負の織り技術。
素晴らしい帯に昇華された逸品を、極上のコーディネートでお楽しみください。
小機屋さんが、心を込めて織り上げた大切な作品です。
どうぞお手元にてご愛用いただけましたら幸いです。
この機会、お見逃しなくお願いいたします。
【 帯のあらたについて 】
西陣織の小機屋
比較的新しい機屋で、創業者である今村俊が
意匠屋に頼ること無く自ら図案を考案。
その図案をもとに少数精鋭の熟練職人が
質の高い帯を製織している。
近年では建築デザインを学んだ息子の
今村忠昭が意匠の考案を引き継ぎ、
さらにセンスの高い意匠の作品を作り続けている。
今村俊(いまむらたかし)
伝統工芸士の次男として京都に生まれ、
高校卒業後は西陣の織元にて袋帯の製造に携わる。
1985年に独立。
屋号を「帯のあらた」とし、
錦地の引箔中心に袋帯を製造。
今村忠昭(いまむらただあき)
1974年京都生まれ。
京都工芸繊維大学では建築を専攻。
大手ゼネコン会社就職後は、家業を継ぐために退職。
2002年より京都にて袋帯の製造に携わる。
企画から織組織の開発、デザイン、
配色を一手に手掛けている。
絹100%(指定外繊維除く)
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、食事会、音楽鑑賞、観劇、式典、パーティーなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など