商品番号:1548546
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
その凛とした張りと光沢は、手挽き玉繭から生まれる唯一無二の存在感。
先染めの妙技が際立つ一反は、静かにして豊かな表情を宿します。
こちら、「先染め」の本場牛首紬、
通称『織り牛』と呼ばれるお品です。
後染めでは表現できないこの風情…
本品は問屋さんの長期在庫品のB反品として入荷いたしましたが、
難等は全く見受けられませんでした。
滅多とご紹介の叶わないお品でございますので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
確かな丈夫さを兼ね備えた独特の絹すれのする地風。
落ち着いた鈍色を基調に、片身替わり風に一本の多彩縞が走る意匠。
白鼠・山吹・小豆といった繊細な色彩が一本の道となって連なり、単調さを排した粋な構成に。
無地の深みに浮かぶ玉糸特有の節が、光の加減で織物に命を吹き込みます。
さりげなくも洒落味あふれる独特の風合いに、
染めもののような器用さはございませんが、
素朴ななかにも、芯の通った美しさを感じていただけることと思います。
無駄のないスッキリとした着姿は、
現代の街並みにもスっと馴染むセンスの良さを感じさせ、
洋装の方が多い場面にも、気兼ねなくお召しいただけます。
ただでさえ織り上げの少ない牛首紬。
紬のおきものの中では逸品クラス。
伝統の技と心を受け継ぐ一品…
お手元でご愛用いただる一品となりましたら幸いでございます。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100%
長さ約13m 内巾38cm (最長裄丈約72cmまで 最長袖巾肩巾36cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ご旅行など
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯 半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)