商品番号:1547666
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
抜群の意匠力。
典雅でありながらも感じる、吸い込まれるような透明感。
西陣の織りどころ、「大松機業店」のお品物でございます。
残念ながら、現在は機をたたまれておりますので、
このような素晴らしい作品が、新しく生み出されることはございません。
まさに逸品クラスのおひとつ。
古典柄の上等なお着物に合わせて、
この品格あふるる風情を、
どうぞお手元でご堪能いただきたく存じます。
【 お色柄 】
澄み渡るような面持ち…
程よくシャリっとした手触りに、
唐織の重厚感とは相対するような軽やかさ。
華美になることのない、こういった表情のお品は、
ありそうでめったと巡り合うことができません。
お着物をご存知ない方がご覧になられましても必ずや嘆息を誘う、
【雲上花の宴】と題されましたお一品
帯地は贅沢にも二十四金箔を使用した豪華で華やかな金の箔地、
ふわりと優しく、お柄を包み込むかのよう。
共色にて織り出された小葵のの地紋と
吉祥ムードあふるる菊の文が装飾性豊かに込められてございます。
正統派の古典文様は美しい絹艶をまとって、
美しく、ふっくらとなんとも冨貴に。
溶け込むような色彩センスも相まって、あふるる透明感を感じさせます。
差し色に使われました、ほのかな臙脂と深緑のお色味が、
帯地全体により一層の深い奥行きを作り出し、
帯姿に、最高の気品ある佇まいを演出いたします。
愛され続けてきた伝統文様。
古典の美匠には「本物」の美が備わっております。
この先ずっと変わることない永遠の華やぎを演出しつつ…
母から娘へと受け継がれるのにふさわしい質の高さも必見です。
黒留、色留袖から訪問着、付下げ、色無地に。
フォーマルシーンの帯として、大人の女性の極上の品格を。
お色使い、意匠、織技、雰囲気…
どれをとっても非の打ちどころのない傑作品でございます。
計算され尽した構図と彩りの上品な調和は、
気品を極めた贅沢な装いに、必ずやご満足いただけることと存じます。
どのような場にも自信をもってお召しくださいませ。
一生ものの一本として…
こだわりあふれる帯姿を、どうぞ存分にご堪能くださいませ。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維のぞく) 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯(都)
証紙 177 大松機業店
柄づけ 六通
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、入卒式、パーティーなど
◆あわせる着物 黒留、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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