商品番号:1541899
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
圧倒されるこの面持ち…
歴史の重み、紡がれた職人の心粋をひしひしと感じる逸品。
真の風格たるをお届け致します。
一流老舗機屋【紫紘】より、高級引箔袋帯のご紹介です。
「人間国宝は誰でもなれるが、自分は誰にも真似出来ない織物を作りたい」
そうおっしゃられた山口伊太郎翁。2007年6月27日にこの世を去られました。
享年105歳。その偉大なる功績はもちろんのこと、着物に接するお方なら誰しも一度は聞かれたことのあるはずです。
後にも先にも人間国宝の推挙を断ったお方はこのお方だけではないでしょうか。
その伊太郎翁が興された織屋が「紫紘織物」でございます。
伊太郎翁の考案作品を意志を継ぐものたちが作り出す逸品の数々は安易に流通せず、
問屋筋を通ることなく専門店さんに直接販売されており、いまだ全国に根強いファンがいらっしゃいます。
これほどの作品、
滅多とご紹介の叶う作品ではございません。
西陣老舗問屋さんからのご厚意で特別にご紹介させて頂きます。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
密にしなやかな帯地は、白銀の引箔地。
お柄には正倉院葡萄唐草の意匠が濃淡のある金箔糸で表現されました。
燻したような表現、繊細なライン、帯地と相まった清雅な面持ち、
そして手織りならではの軽量さと締め心地…
帯地全体に漂う高級感。
ご年齢巾も広く、留袖から訪問着、紋付色無地、付下げなど、
フォーマルな場においてハイグレードな帯姿を叶える一条としてぜひに。
残された技術を正当に継承される織手、
その偉大なる功績を私たちも末代まで大切に伝えていければと存じます。
是非この一期一会の出会いに…
終生お手元でご愛用頂けましたら幸いでございます。
【 紫紘について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2300
1920年(大正9年)創業 ※前身 山口織物所
1954年(昭和29年)設立
創業者は山口伊太郎(やまぐち いたろう)
企画、デザイン、織設計、製織、販売までの
工程の製造卸一貫の機屋、西陣では珍しい形態を取る。
時代と共に移り変わるもの、変わらないものを注視し、
何時の時代にも新鮮な提案を指針に織物作りに努めている。
製織数が限られており、品揃え豊富な
老舗の専門店ですら取り扱いは少ない。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、式典、お付き添い、格あるお茶会、観劇など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など
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