商品番号:1537951
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
金沢は白山市、白峰の県指定無形文化財である、
ご存知、牛首紬。
第二次世界大戦以後次々と廃業していく中、
ただ一人残り糸作りを続けた加藤志ゆんさんのご子息、
白峰地区で唯一その技を継承し、手織りの技法を守り伝えると共に
牛首紬の再興に尽力した加藤牛首手織紬・加藤改石(かいせき)氏。
今回ご紹介が叶ったのは氏の牛首紬に
三代目更勝(さらかつ)による染を施した逸品でございます。
取扱いルートがきっちりと決まっており、
ごく限られた問屋にしか生地が納められませんので「石」マークのついたお品は、それだけで大変な価値がございます。
残念ながら2022年に改石氏が100歳にて物故されました為、
今後のご紹介は限られて参ります。
この機会をお見逃しないよう、ごゆっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
一般的な牛首紬と比べるとその差は明らか…
やや地厚の生地は張りとしなやかさを兼ね揃えた極上地。
その地を鼠色の濃淡を基調として一面に華更紗を描き出しました。
浮かぶ節が豊かな表情を生み出し、鮮やかな彩りを用いて
何とも優美な印象となりました。
一つ一つの作業工程を手作業で丁寧に。
刺繍も金箔も使用せずに染料の発色と抜群のデザイン力によって表現する染めの芸術作品。
妥協せず、焦らずにじっくりと制作された本物。
是非お手元でご堪能いただきたいと思います。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100%
長さ約13m 内巾37cm (最長裄丈約70cmまで 最長袖巾肩巾35cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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