商品番号:1537779
(税込)
【仕入担当 竹中より】
彩り豊かな紅型の世界…。
本場琉球紅型の九寸名古屋帯、
玉那覇道子氏の作品をご紹介いたします。
これまできもの市場では
過去1点しかご紹介の無かった、稀有な作家さんの作品です!
玉那覇道子氏は、その人間国宝・城間栄喜氏の長女として生まれました。
幼い頃より、職人気質を貫き通した父の背中を見て育ち、
また現在の人間国宝である玉那覇有公氏の奥様でもあり
栄順氏とご兄妹になります
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがりとして仕入れましたが
締め跡もごくわずかな美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【お色柄】
ほどよいしぼのちりめんを
地色を臙脂と薄クリームに染めわけました
その地に表現された意匠は
6通にわたり紅型らしい大胆な構図と彩のコントラストで
オフホワイトの雲取を背景に老松と凛と伸びる若竹
そして家屋に桜の花模様が描かれました。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した紅型。
しっとりとした彩り、印象に残る大胆なデザイン性。
染めへの歴史をひしひしと感じさせてくれる逸品でございます。
琉球紅型の力強さが感じられる素晴らしい染めあがりです。
ご年齢を問わずその紅型の美しさを永くご堪能頂ける逸品でございます。
お締め頂くたびに心嬉しくなるような…
大切な琉球紅型の染め帯。
どうぞお見逃しなさいませんよう。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100% 長さ3.65m
六通柄(手先無地)
◆最適な着用時期 9月~5月(秋単衣から袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。
◆あわせる着物 小紋、色無地、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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