商品番号:1511269
(税込)
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彩り豊かな紅型の世界…。
故:知念貞男氏による傑作紅型小紋をご紹介いたします。
【仕入れ担当 吉岡より】
たっぷりと表現された贅沢なお柄と、
一つ一つが際立つ絶妙の彩りが放つ存在感に惹かれて入荷致しました!
気に入ったお色柄は、二度三度と出会うことがなかなか難しいものでございます。
高度な技術と卓抜したセンスが見事に融合したおしゃれな逸品です。
琉球紅型の力強さが感じられる素晴らしい染めあがりです。
ご年齢を問わずその紅型の美しさを永くご堪能頂ける逸品でございます。
琉球の草花を描いた穏やかな配色の作品は、
同じく琉球の花織帯や、すっきりとカジュアルな織の帯と相性が良く、
南国の風情をそのまま身に纏うことのできる極上の趣味きものです。
とびっきりの社交着として、パーティーやきちんと感を演出したいお出掛けなど、
御用途に応じてキリリと際立つ装いをご堪能ください。
貞男氏は2012年4月に逝去されましたので、作品は現存する限り。
現在は奥様である知念初子氏、孫の冬馬氏が知念紅型研究所を継ぎ、
制作活動を続けておられます。
力強さの中にある、柔らかな輪郭や彩りによる柔和な感性…
ぜひお手元にてご堪能下さいませ!
【色・柄】
白生地には、そっと氷割れのような地紋を浮かべた丹後の紋意匠地を用いました。
地色は穏やかな薄黄色を基調に染めて…
一面に多彩を込めて「胡蝶に春秋花」模様を表しました。
琉球独特の彩り、デザインが趣深い洒落た一枚に仕上がりました。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した紅型。
しっとりとした彩り、印象に残る大胆なデザイン性。
染めへの歴史をひしひしと感じさせてくれる逸品でございます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 知念貞男について 】
かつて琉球王国に仕え、
琉球紅型の技法を継承する三宗家「城間家・沢岻(たくし)家・知念家」。
そのひとつである「知念家」の先代・知念積弘氏に師事し、
日本工芸会正会員として高く評価される。
昭和48年(1973年)、知念紅型研究所設立。
連続して沖展入賞を果たす他、文化庁長官賞、伝統文化ポーラ賞優秀賞など、
琉球紅型を代表する作家として輝かしい業績を残す。
平成5年3月~平成10年4月 琉球びんがた事業共同組合理事長
1990年~2007年 日本伝統工芸染織展 連続入選
1991年~2009年 日本伝統工芸展 連続入選
2012年4月23日 逝去(享年81歳)
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:水縹色(ぼかし)
ガード加工済
身丈(背より) | 162cm (適応身長167cm~157cm) (4尺2寸8分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌5月(袷の季節に) 6月・9月の単衣でのお誂えもお薦めです。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルなパーティー、観劇、コンサート、お食事会など。
◆あわせる帯 名古屋帯、カジュアル袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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