商品番号:1534251
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
上品で淑やかな面持ち。
牛首紬といえば、紛れもなき着物通の憧れ。
その牛首紬に染を施した、しっとりとした風情が漂う一品に
熟練の業師たちの手による作品を、心を込めてお届けしたく思います。
西陣老舗中の老舗、菱屋善兵衛の特選袋帯を合わせました。
染め成したのは京友禅の
経済産業大臣認定伝統工芸士である【 村田道宣 】氏。
氏の感性あふれる作品を、まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
[お着物]
牛首独持の光沢感。
やさしい絹すれの音がする、軽くてしなやかな紬地。
淡い柳茶色を基調として、
植物文様が込められました。
色彩はおさえて、それでいて広がる豊かな世界観。
統一された色彩に不思議な奥行きを感じさせるお柄が、
他にはない個性を感じさせる着姿を演出してくれることでしょう。
[帯]
サラリと織りなされたしなやかな帯地はシックな黒。
細やかに金の箔糸を織り込んで艶めく仕上がりに。
お柄には装飾の格子模様が表されました。
古典のお柄でありながらもどこかモダンな要素も感じさせる独特のデザインセンス。
代々受け継がれてきた技を結集し創作された、現代的な町並みにも馴染む一条です。
老舗のみが持ちえる確かな品格に、その織りの美をご堪能下さい。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 菱屋善兵衛(木野織物)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.320
1804年(文化元年)創業
「菱屋善兵衛」を屋号とする西陣の老舗機屋。
現在、所蔵する古代裂地を復刻した袋帯を中心に、
西陣お召しなど時代に合った商品を提供している。
尾張国から入洛した木野善八(1806年没)が
初代とされ、現社長である木野善之で八代を数える。
二代目善兵衛が江戸後期に西陣の機業を二分していた
菱屋に入って織物業を習得、独立して菱屋善兵衛を
名乗り、1804年に創業した。
創業当時から帯地の他に相撲の化粧廻しも製織していたが
四代目以降は帯地のみに専心、ジャガード機を導入して
設備を整え、繻珍の丸帯を多く製織していた。
五代になると積極的に各種の帯を手掛け、一時は絽の
丸帯のみを作り、『絽ならば木野』とまで言われた。
大正期の経済恐慌で大きな痛手をおったものの、
1948年に後を継いだ六代目が堅実な経営と良い商品を
安く提供するをモットーにものづくりを続け、八代目の現在に至る
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
[お着物]
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※衿裏は引き紐仕立てです。
[帯]
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
柄付け:六通柄
身丈(背より) | 154.5cm (適応身長159.5cm~149.5cm) (4尺0寸8分) |
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裄丈 | 65.5cm(1尺7寸3分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 48.5cm(1尺2寸8分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66.5cm(1尺7寸6分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、観劇、お食事会など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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