商品番号:1522753
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
お好きな方には堪らない逸品!
こちら、「先染め」の本場牛首紬、
通称『織り牛』と呼ばれるお品です。
織り上げられる牛首紬の中でも、
その8割は「白生地」としての牛首紬であり、
それが各々の作家や染匠の手によって染め上げられた、
いわゆる「後染め」のものが、現在一般的に出回っている牛首紬になります。
もちろん、「後染め」の牛首紬もたいへんに希少価値の高いものですが、
「先染め」の牛首紬は、呉服の一大集積地である京都の問屋さんでも在庫はまったくと言っていいほど出回っておりませんし、お願いしても手に入るものではございません。
どの業者も喉から手が出るほどに求めておりますが、長く織り上がり待ちという状況が続いております。
ゆえに業者間でも大変高額に取引されるため、
値下がりすることは有り得ません。
また職人の高齢化や後継者不足、織り上がりまでの手間に対して採算が取れない、
といった現状に拍車がかかっており、今後さらに減反が進み、いずれ幻の織物となる可能性が高く、
その希少性はさらに高まることでしょう。
糸染めしてから織り上げる…
その類まれなる色彩の妙を、どうぞご覧じっくりとくださいませ。
【 お色柄 】
確かな丈夫さを兼ね備えた独特の絹すれのする地風。
渋みのある鶸茶色の地にはシンプルな滝縞模様を織りなして…
さりげなくも洒落味あふれる独特の風合いに、
染めもののような器用さはございませんが、
素朴ななかにも、芯の通った美しさを感じていただけることと思います。
無駄のないスッキリとした着姿は、
現代の街並みにもスっと馴染むセンスの良さを感じさせ、
洋装の方が多い場面にも、気兼ねなくお召しいただけます。
まさに大人の女性のためのお召しものでございますね。
探してもそうそう見つかるものではございません。
優しく肌に寄り添うこの上質な質感を、
ぜひともお手元にてご堪能いただけましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 牛首紬について 】
日本の三大紬、大島・結城・牛首。
そのなかでも、双子の蚕(玉繭)から取れる希少な糸を用いているため、
年間生産量の一番少ないものが牛首紬です。
加賀の国・白峰村一帯の集落は、古くから自然の玉繭を原料に手機紬が織られてまいりました。
耐久性に優れた牛首紬は、釘にかけても破れないほど丈夫と言い伝えられておりますので、別名「釘抜紬」とも呼ばれます。
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
八掛の色:柳色
身丈(背より) | 160.5cm (適応身長165.5cm~155.5cm) (4尺2寸4分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、芸術鑑賞、観劇、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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