商品番号:1533267
(税込)
本格京友禅を施した、大変素晴しい袋帯のご紹介です。
帯姿に込められた素敵な創作性をたっぷりとご覧頂きたく思います。
【仕入れ担当 吉岡より】
シックな絹地に映える、大胆な構図の意匠美に惹かれ
仕入れてまいりました。
和の京友禅、その本流にこだわる京の老舗染匠の作品。
今では染帯を専門として、意匠の構成から仕上げに至るまで、
全ての工程にこだわり、本物の友禅をひたむきに追求する染匠さんでございます。
品のある付下げや訪問着に格をもって。
色無地、江戸小紋、紬、御召など、カジュアルな装いの中にも
一際存在感あるとっておきの一品として。
存分にお楽しみいただきたいお品です。
製作数も非常に少ない袋帯ですので、
どうぞお見逃しなさいませんようお願いいたします。
【色・柄】
手描糸目友禅の染めの緻密な仕事が施された特選染帯。
濱塩瀬地は、五泉の塩瀬生地に比べてやや地厚でシワになりにくく、
それでいて発色の良い生地でございます。
ごく深い黒紫色を基調とした帯地。
意匠には、「葡萄唐草」の図を描きました。
濃い地の中に淡く浮かび上がる花模様に、そっとぼかし染も加え、
立体的な絵画のように仕上げた秀作です。
一部には金駒刺繍も施し、その艶やかさがさり気ない気品を感じさせてくれます。
まさに老舗京友禅の成せる美技…。
染帯の中でも最高クラスのものとおわかりいただけるでしょう。
もちろん、すべて職人さんが染筆であしらった本手描染めのお品ですので、
染め色はしっかりと裏まで通っています。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100% 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
表地には特選濱塩瀬地を使用しております。
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌5月(袷の季節)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、観劇、コンサート、お食事会など。
◆あわせる着物 小紋、色無地、付下げ、御召、洒落ものの訪問着
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