商品番号:1532459
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
サラリとした風合いのすくい織にて
ごく細い糸に真綿糸やループ糸を加えてお柄を織り上げた
特選手織り袋帯のご紹介です。
今作は、専門店向けのおきものを多く染められている京の小染屋さんが
帯の職人さんと細やかにやり取りをして制作された別誂品です。
決して名前が出ることはありませんが、楚々とした魅力的なものづくりをされ、
「今の京都には、これだけの仕事ができる職人がいるんだ。」と、
一点一点を本当に大切に制作されている染屋さんです。
ごく細い糸を用いて織り上げていますので、
大変軽い仕上がりで、単衣の季節からお締め頂けます。
洒落訪問着から小紋、御召と、
カジュアルシーンの帯姿に重宝して頂けることでしょう。
【色・柄】
ごく細い糸を用いて織り上げた軽い風合いの帯地。
地色は深みのある紫色をベースにして、
白を加えて全通に渡る「道長間道」模様を織り成しました。
そこへたれ先から前柄までの六通部分に
黒や白茶色、白の真綿糸にループ糸を用い
彩りの境目にもう一層の変化が加えられました。
ごく細い糸で表現した繊細な織の表情から
他にはない趣味性と存在感が感じられる、すくい織の傑作帯です。
【すくい織について】
緯糸を端から端まで一様に通す製織方法ではなく、
柄の部分を緯糸を通す角度や力加減の技で描くように
織っていく技法です。
綴れ織りの技法と同様であるが、綴織りの場合は、
緯糸で経糸を隠してしまうのに対し、すくい織は
経糸を隠さず緯糸との混色で意匠を表現する。
また緯糸を指の爪や櫛でかき寄せながら織るので、
斜めの波形など自在に流して織り上げることが可能です。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.55m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 9月~翌年5月(秋単衣~袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お食事会、芸術鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、小紋
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