商品番号:1528161
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
人間国宝、故・北村武資氏。
京都西陣で製織業に携わった所から始まった氏の糸道。
24歳で初代・龍村平蔵展を見て感銘を受け、
同日に龍村美術織物に入社し、その後独立、
伝統工芸日本染織展を始め、数々の受賞を果たします。
重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝の保持者数109名の中で唯一、
2種類の指定条件を満たしているのが「北村武資」氏。
ご存知「経錦」と「羅」の二つにおいて、
重要無形文化財保持者の認定をうけています。
今回は経錦のお品のご紹介でございます。
あえて煌びやかな金糸の使用を控えた上品さが目を引く至極の一条。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
金糸を交えたしなやかな帯地は、こっくりとした錆利休色。
意匠には山羊に鳳凰、唐花を用いた襷模様を表しました。
見事な織り味…
金糸使いを抑えた非常に淑やかな帯地が、
麗しくも品良い至極の世界観を生み出しております。
見事なまでの美しさを映し出した氏の経錦。
手技の見事さもさることながら、その磨き抜かれた感性、人間性に人はもっとも感動いたします。
まさに人間国宝の逸品。
ぜひお手元にてご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.45m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆合わせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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