商品番号:1525711
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【 仕入れ担当 更屋より 】
深い地色に浮かぶは、幻の花…
創業、江戸・寛永年間の十日町の老舗染匠「桐屋(とうや)」による
辻ヶ花絞り染付下げと唐織の名門『山口美術織物』のすっきりとした
特選唐織袋帯をご紹介いたします。
その美しさ… 儚さ…
お目に留まりましたらお見逃しのないようご覧くださいませ!
【 お色柄 】
≪着物≫
程よいシボ感が柔らかく、肌触りの心地よいちりめん地…
その地をしっとりと深紫色に染めなしました。
生地だけでもすでに、溢れんばかりの高級感に満ち満ちております。
その地に浮かぶ幽玄で幻想的な辻ヶ花の意匠。
華やぎなムード漂う中、無限の奥行き感いっぱいの仕上がりとなっております。
絞りの表情、色彩美、意匠センス。
細かな技の一つ一つに至るまで、存分にご堪能いただけることでしょう。
華美すぎず、深まる夜にそっと花開いたような
静けさを感じるような淑やかな着姿が想像できます…
気品とセンスを兼ね備えた、極上の一枚。
大人の女性の逸品社交着としてご愛用くださいませ。
≪帯≫
銘「 菱取鳳凰文 」
密な織、透き通るような生成り色の帯地は、程よいハリのある軽やかな地風。
その地に金糸や色糸を用いてふっくらとした唐織の菱取鳳凰文を表しました。
繊細な唐織の立体感に、表情豊かな雅やかさを備えもつ風格は
気品の溢れる中にも、女性らしい華やぎを添えた表情に仕上がっております。
まさに名門ならではの仕事ぶり、と納得のひと品です。
均一に並べられた薄青色や紅梅色、金銀箔に白糸の上品な意匠は
日本古来伝統文様に、しっとりとした和の華やぎも感じさせる逸品です。
訪問着、紋付色無地などとのコーディネートで、
お慶びのお席に品格あふれる後姿をお楽しみください。
どうぞ、末永くご愛用下さい。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 桐屋 翠山工房について 】
越後妻有の里(中魚沼郡)の山々。
翠(みどり)濃く、水清くして美しい…
「翠山」とはさかのぼること120年前、
越後十日町の一流染匠・「桐屋」四代前の田村久平が使用していた「雅号」です。
十日町辻が花の名門といえば、言わずと知れた「桐屋」の名。
久平はこの地に「翠山工房」を命名し、創作活動を始めました。
長年辻が花のみを研究し、その美しさを高めることに専念。
独特の色彩美に、艶やかかつ華やぎあふれるムード…
お着物好きにはもちろんのこと、問屋間でも一目おかれる存在です。
残念ながら2018年12月末に桐屋は廃業されたため
その創作品は市場に現存するもののみでございます。
※2019年より、桐屋の伝統と技術を受け継いだ職人さんが
「翠山」として新しくブランドを立ち上げ、『翠山 辻ヶ花』を創作されています。
【 山口美術織物について 】
京都の唐織メーカー
1992年(平成4年)創立
もともと帯地の製織が専門だったが、能衣装や
打掛も手がけており、最近ではきもの地も制作している。
【 沿革 】
1992年 京都市中京区で会社設立
1996年 伊勢神宮にて平和と五穀豊穣を願って
意匠された几帳「天恵日輪豊穣文」
「天恵月煌豊穣文」と卓飾を奉納
1997年 東京霞ヶ関 旧華族会館において
第一回紫雲会同人会作品展を主催
唐織きもの「唐織御衣」を発表
1998年 アールヌーボーの巨匠エミール・ガレや
ドーム兄弟など当社所蔵のコレクションから
唐織・友禅染などに昇華した作品集
「アールヌーボーコレクション」を発表
2000年 東映創立五十周年記念作品
『千年の恋 ひかる源氏物語』において
十二単や束帯など平安王朝期の衣裳を復刻
映画衣裳・キャンペーンの着物を製作協力する
2002年 京都東山の鷲峰山高台寺創建400周年記念事業の一環として、
高台寺とその塔頭圓得院所蔵の宝物『秀吉の陣羽織』や
『北政所ねねの小袖』数点の復元製作を依頼され、
京都国立博物館、高台寺「掌」美術館など
各博物館のご協力のもと、陣羽織製作のためだけに
発注された特別製の手機織り機にて着手
2003~2005年
フジテレビドラマ『大奥』シリーズの衣裳を製作
衣裳監修・協力
2003年 1年の歳月をかけ完成した『北政所ねねの小袖』復元三点を奉納
2006年 4年の歳月をかけ完成した『秀吉の鳥獣文様陣羽織』復元綴織を
奉納する
劇場版『大奥 絢燗きもの図鑑』発行
2007年 舞台『大奥』の衣裳を製作
2008年正月映画『茶々』の時代衣裳を製作
2008年 正月映画『母べぇ』の映画キャンペーンのきものを製作。
11月公開の『まぼろしの邪馬台国』女王・ヒミコの衣裳を製作
2010年 舞台『大奥』の衣裳を製作協力する
2011年 舞台『大奥 第一章』の衣裳を製作協力
2012年 御寺泉涌寺別院雲龍院「春の特別拝観」にて『大奥衣装展を開催』
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
【着物】
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:桑の実色
※ガード加工済み
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
身丈(背より) | 158.5cm (適応身長163.5cm~153.5cm) (4尺1寸8分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事会など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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