商品番号:1524269
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【 仕入れ担当 戸高より 】
古く西陣の歴史は古墳時代にまで遡り、
大陸から養蚕と絹織物の技術が伝来したためだと考えられております。
そこから何百年も繋がれてきた軌跡。
幾千もの名品を生み出してまいりました。
この度ご紹介させていただく【 帯屋捨松 】もその歴史は古く、
江戸・安政(1854年〜1859年)の間に西陣で創業致しました。
永きに渡るその歴史の中で、
名作と呼ばれるいくつもの一条を生み出しております。
量の生産より質を求め、伝統の美と古典の改新によって
現在でもオリジナルの図案を思考し続ける、名門帯メーカーとなりました。
十数人の従業員が「織り」に対する高い情熱を持ち、
上下の隔て無く真摯に向き合うからこそ出来上がる高い文化性と独自の解釈。
今までにもうっとりと、見染められた経験がある方も多いことでしょう。
【 帯屋捨松 】らしいデザインで
洒落物の中でも人気の高い八寸帯を厳選致しました。
「捨松」でしか体験することのない、個性的な演出を是非。
美術館やランチ、お出かけの装い…カジュアルの場にハイセンスな帯姿を。
ごゆるりとお楽しみください。
【 お色柄 】
銘[ テキスタイル段文 ]
上品なアイボリーを基調とした帯地は、
しなやかでふっくらとした手触りの織り上がり。
意匠には、シャープな横段の模様が織り成されました。
緻密に計算されたデザインに
地色と意匠の色調のコントラスト。
やや太細の入り混じる糸がふっくらとした凹凸を見せて。
多様な彩りが絶妙に溶け合った捨松らしいセンスのひと品です。
ざっくりとした素材感も楽しんで頂けますし、
シンプルなおきものにあわせられても存在感が高まります。
帯で遊ぶ現代のおきものファンの方にも
自信をもっておすすめいたします。
【 帯屋捨松について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.48
安政(1854年〜1859年)年間創業
1955年(昭和30年)代に七代目社長の木村博之の父
木村弥次郎が、図案家であり、織匠、染色家でも
あった徳田義三に弟子入り、1978年に独立。
徳田氏から受け継いだ感性と精神を今に生かし
起こしたオリジナルの図案を元に、常に高い
技術を保持し、よりよい品質と高い文化性を持った
帯を製織している。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹98% 分類外繊維(金属糸風)2%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.48 帯屋捨松謹製
柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出掛け、ご友人とのお食事、お稽古、など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
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