商品番号:1524246
(税込)
※コーディネートイメージを掲載しております。ご参考にくださいませ。
今回は十日町の絣紬とのコーディネート例でございます。
単品の商品詳細につきましてはお気軽にお問い合わせくださいませ。
【 仕入れ担当 中村より 】
落ち着いた彩りで花のお柄を染め上げた
本場琉球紅型袋帯のご紹介です。
やふそ紅型工房の屋富祖幸子氏に師事された
故:新垣妙子氏によるお品。
本紅型のお品でも珍しい色柄の作品でございます。
もう新たな製作はございませんので、
紅型ファンの方はお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
花市松の地紋が浮かぶ絹地は、
穏やかな鼠色を基調に染め上げて。
穏やかな色彩に少しの極彩色で描き出された、
山路に色紙重ねの模様。
意匠の「かたち」、そしてその「色彩」、繊細さ。
色彩を重ねる事で鮮やかさが際立ち、華やかさを増して、
心惹きつけてやまない魅力が感じられる仕上がりとなっております。
色無地、小紋、織のお着物とのコーディネートで。
この色彩、デザインでしたら、無地感覚のお着物との相性もよく、
印象的な帯姿をご堪能いただけることでしょう。
【 新垣妙子について 】
染色作家(琉球紅型)
やふそ紅型工房の屋富祖幸子に師事。
【 経歴 】
1938年 那覇市生まれ
1975年 屋富祖工房で修行
1979年 伝統工芸指導所に入所
1980年 独立 工房設立
1985年 沖縄県工芸製品検査員を兼任
1999年~2003年
沖縄県工芸指導所講師を兼任
2016年 7月死去
【 琉球紅型について 】
紅型は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、
白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していきます。
そのあとに、筆で色を挿して、刷毛でこすってぼかし染めのようにし、
水で糊を洗い流します。
各工程に何人もの職人さんが携わり、力を注いで丹精込めて仕上げていきます。
紅型は顔料と染料を用います。
顔料には朱、石黄、洋紅、藍蝋、群青、胡粉、 墨などで、
無機顔料や有機顔料があり、
染料には琉球藍、フクギ、蘇芳、ウコン、
楊梅、綿腑脂などの植物染料が用いられていました。
顔料や蘇芳、綿踊脂は、沖縄に産するもではなく、
王朝時代の海外交易によって入手していたものです。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100% 長さ3.6m(お仕立て上がり時)
白生地には丹後ちりめんの紋駒帯地を用いております。
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇六通柄
※お仕立てご依頼の際には、長さを指定して下さい
ご指定の無い場合は3.6m前後の長さで仕上がります。
◆お仕立てご依頼の際、ご指定無き場合のたれ先の仕上がりは無地となります。
たれ先にお柄をご希望の場合はその旨別途ご指示ください。
◆最適な着用時期 9月~翌5月(秋単衣から袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。
◆あわせる着物 小紋、色無地、御召、紬
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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