商品番号:1524023
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
西陣織の隠れた大御所として業者間では
常に高い評価を受けている織屋【 紫幸織 】。
多くの方に名前こそ知られてはいませんが、
優れた織の技術を用いて伝統に裏打ちされた
確かなモノづくりをされることで知られております。
この他には決して真似することのできない荘厳な面持ちは
彫物のような奥行きは芸術性の高い雰囲気を纏いして…。
大人の華やぎが香るフォーマル帯。
本袋という長くのびる端に全く継ぎ目のない逸品でございます。
しばしば出回っている袋帯とは質が違います。
ごく細い織糸の密な織り口によって得られるしなやかさ。
お手元で帯地を少し引っ張っていただければ良く分かります。
体にキュッと寄り添い、長時間結んでいても苦しくならずに、
美しい帯姿を維持してくれることでしょう。
着物で装う特別な良き日にしっかりと映えるその風格。
確かな織と洋を感じさせるデザインで仕上がった帯は、
末永く受け継いでいっていただけるもの。
もちろん数あるお品ではございませんので、
どうぞこの機会をお見逃しの無いようにお願い申し上げます。
【 お色柄 】
銘[ 天平狩猟文 ]
こっくりと深い黒の帯地。
吸い込まれるようなその帯地は
触れていただけないことが残念でならないほど本当にしなやか。
しっかりとお太鼓が崩れないハリを持たせつつも締める方のことを
ひたすらに考え織り出されたことがわかる仕上がりです。
大胆な構図に彩色で
[ 天平狩猟文 ]と銘打たれた意匠を織り成しました。
正倉院の宝物をモチーフにした葡萄唐草と連珠の中には、
獅子を狩る騎馬人物文様が織りなされ。
シックな黒地に映える箔糸壮麗な雰囲気を醸し、
鮮やかな色糸が華やぎを纏います。
凛とした品ある帯姿をお楽しみいただけます。
また「二重太鼓」に柄が込められたハイクラスのお品ですので、
お太鼓の内側にまで同じ柄が浮かび上がります。
老舗の歴史に裏打ちされた意匠、お色味のセンスの良さには脱帽致します。
その場の雰囲気すら、がらりと変える一条。
ぜひこの機会にお手元にお迎えくださいませ。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹80% ポリエステル(フィルム)・指定外繊維(紙)・レーヨン(芯糸)20%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
紫幸織謹製
柄付け:六通柄
耳の縫製:本袋のためございません
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、
ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞など
◆合わせるお着物 訪問着、付下げ、色無地など
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