商品番号:1523358
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
雪解けを待ち、芽吹いた自然の贈り物。
自然溢れる素朴な織味に裂織を施した滅多とない一条。
新潟県小千谷の名門おだぎんより、
小田島克明氏の手織り裂織八寸帯のご紹介です。
室町でも大変珍しい裂織帯。
裂織は布が貴重な時代に、きものとしての役割をおえた布を
細い紐状にして織り上げられた伝統の織技法。
裂いた布を織ることで、絣のようなかすれた表情が表現される、
ざっくりとした味わいが魅力的な工芸帯です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
本品は裂織に、ぜんまいの綿をあわせた
風合い豊かな八寸名古屋帯。
「わらび」や「うど」と同じ春にとれる代表的な山菜の一つ、ぜんまい。
収穫時期が短く、生産量の大変少ない織り素材です。
ぜんまいは、保湿性や防水性に優れている上に、
綿自体が害虫から身を守る役目をしてくれます。
ぜんまいを用いたお着物、帯がございますと
他のおきものにも虫がつきにくい事から、
古くから大切にされて参りました。
緯糸にぜんまい糸が織り込まれた
味わい豊かな表情をみせる紬の帯地。
あたたかなぬくもり感じる、モノトーンのグラデーションの彩り。
さりげない表情の変化がシンプルで使いやすく仕上がっております。
程よいハリが、背筋をすっとの伸ばしてくれる気が致します。
お持ちいただきましたら本当に重宝していただけることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 小千谷紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年9月4日指定)
新潟県小千谷市周辺で製織されている紬織物。
小千谷縮の技法を活かし、江戸時代中期に
織り始められた絹織物。
原料は玉糸と真綿の手紡ぎ糸を用い、
絹独特の光沢と肌触りの良さ、軽く
温かみのある地風が特徴。
手摺り込みによる緯総絣と呼ばれる、
緯糸(ぬきいと)に絣糸を用いて織られる
多彩な絣模様や縞、無地など様々である。
経糸:和紙100%
緯糸:絹80% ぜんまい綿20%
長さ約3.6m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせるお着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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