商品番号:1522999
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
西陣において唐織の代名詞を獲得し、洗練された匠の技により、
数え切れない名品を生み出してまいりました【 藤原織物 】。
既に廃業されており、今後の織り上げはございません。
今後ますますお見掛けする機会の減ってしまう作品のため、
良柄を選んで頂ける間にご紹介したく入荷したものです。
またこの度懇意にさせていただいております西陣問屋さんより
企画に合わせて無理をお願い致しました。
名門が魅せつける確かなセンスを感じていただけて、
必ずや周りと差を付ける大変貴重な一条でございます。
普段ご紹介している額より30%もお値打ちにてご紹介。
キリッとシックな地色に多彩で華やかなお柄が映える帯ですので
訪問着や付下げ、色無地との相性は抜群でございます。
この機会に目に留まりましたらお早めにどうぞ。
【 お色柄 】
銘[ 三春駒(みはるこま) ]
薄手ながらしっかりとした打ち込みで織り出された灰鼠色の帯地。
綴れの金霞を背景を置き、その上にふっくらとした織り味で
東北・福島県の郷土玩具でもある大小の三春駒(みはるこま)が並べられました。
ノスタルジックなムードの中にも玩具に
お子様のすこやかな成長を願う
親御さんの心が感じられる心温まる1本でございます。
またこの頃は【 藤原織物 】はなかなか通し柄が多く
本品のようなお太鼓の別腹は
西陣佳き時代の本当に物作りへのこだわりを感じさせます。
【 藤原について 】
西陣織工業組合所属時の
西陣織工業組合証紙はNo.107
※2021年廃業。
菱形に「藤」の文字のロゴを使用。
嘉永年間創業の西陣の老舗機屋。
は主に礼装用の唐織や引き箔、駒箔の格調ある文様の
振袖や留袖用の礼装袋帯の制作を得意とする。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維のぞく)
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣証紙№107 【 藤原織物 】謹製
耳の縫製:かがり縫い
お柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 お好み合えばお幾つの方でも
◆着用シーン パーティー、コンサート・観劇、お食事、茶席、
お子様行事のお付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地、格の高い小紋など
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