商品番号:1522926
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
本当に美しい作品に出会いました…
抜群の締め心地を誇る経錦の地、
そして見惚れる緯糸使いと高貴な金銀糸。
悠久の古典美を、現代シーンに落とし込んだ意匠力。
匠技を一条に結集したかのような作品。
お着物好きの方であれば、一度は耳にしたことがあるでしょう、
名門・おび弘さんが織り上げた品格漂う袋帯をご紹介いたします。
滅多とご紹介できない経錦の希少なお品でございます。
中でも格段に美しい良色柄を厳選仕入れして参りました。
名門の名に相応しき、品格の和姿をお愉しみ下さいませ…
【 お色柄 】
女性らしさを感じる、やや灰味がかった青藤色の帯地を基調に。
艶めく純白の絹糸とともに金銀糸を駆使して七宝の意匠を織り上げました。
確かな織技を実感させてくれる仕上がりは、やはり名門と言えるもの。
訪問着から色無地、付下げ、格高い小紋などに合わせて、
ぜひともセンス良く装っていただきたく思います。
西陣屈指の名匠が作り上げた、他には無い稀有な表情の逸品帯。
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 おび弘について 】
上質な素材と丹念な手仕事による
個性豊かな帯づくりで定評ある西陣の名門機屋。
日本人古来の素朴さと根気のある地元の職人が、
複雑な袋帯数種、名古屋帯、大相撲の締め込み等、
多動の織物を手掛ている。
琵琶湖の西北、織物に最も適した湿度を保つ
山門湿原の森に1965年に工場を建設。
15機の手機と締め込み用の手機1機を有する。
伝統技術の後継にも積極的に取り組んでおり、
有名なエピソードとしてはダイアナ妃来日の折、
帯を献上したこともある名門。
【 経錦について 】
経糸に複数の色糸を用い文様を織り出した錦。
二色以上の経糸をまとめて一組とし、それぞれ経糸一本のように扱って整経し、
これに基本組織を織り上げる母緯(おもぬき)と、
文様をあらわすための陰緯とを交互に織り込む。
地組織には平織と綾織があり、平組織経錦は綾組織経錦に先行する。
中国漢代の錦は平地組織の経錦で、経糸に数色の彩色を用い、
雲気・霊獣文などを織り出す。
しかし、経錦はその組織上、色の違った糸を二重三重に整えねばならず、
その経糸の密なところから緯打ちが困難で、色数も限られる。
これらの点から次第に緯錦に代わった。
わが国でも飛鳥時代の遺品には漢代風の平地経錦があり、
奈良時代になると例えば「獅噛文錦」のような綾地経錦があらわれる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.607 おび弘謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、観劇、芸術鑑賞、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地
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