商品番号:1522784
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
人間国宝【 故:北村武資 】氏による、
煌彩錦の特選袋帯のご紹介です。
本品は『笹』の図案を煌彩錦にて
織り上げたフォーマルシーンにふさわしい
品良い彩りとデザインのお品。
古代織の再現に留まらず、現代に生きる織を。
織物の新しい世界に挑戦し続けた武資氏。
残念ながら2022年3月31日に逝去されたため
これより先新たな作品の創作はございません。
現存するお品もどんどん流通量が減っておりますので、
お探しの方はお見逃しなきようご検討くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかでコシのある鳥の子色の地に、細い菱目を織りだし
精細な箔糸使いで、一面に笹の葉を織りなしました。
たっぷりの金銀糸を用いながら、
気品を一時も損なわないその帯地。
ピンと張った笹の凛とした佇まいと箔糸が織りなす
優美な表情は、上品な着姿を演出いたします。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.46m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、パーティー、お付き添い、お茶席 など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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