商品番号:1521517
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
いわずと知れた名門【 龍村美術織物 】より―
今回ご紹介のお品は、ご存知『龍村裂』の袋帯。
おきもの好きの方でしたら、すぐに龍村とお分かりいただける
経錦の全通柄帯、光波シリーズよりのお品でございます!
お探しの方、是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
今回ご紹介のお品は、この経錦の技法を用いたお品。
初代龍村平蔵氏の雅号「光波」を冠したシリーズでございます。
地のお色は落ち着いたトーンの彩り豊かな細縞地。
さらり、しなやかでいて密なおりくち。
お手にとっていただければきっとおわかりいただけるその織味…
重厚感あるしっかりとした帯地、緻密な経錦の織技法。
お柄にはトルファンの古墓から発掘した錦の断片を 表した「花鳥段文」を。
六弁の小花・草花・向かい合う二羽の鳥などの文様が配されています。
たつむらならではの色彩。
名門の名に恥じない一目でわかる「龍村」の織美への感性。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 経錦について 】
経錦とは、何色もの彩糸を用い、文様を織り出す錦の中でも
最も古い歴史を持つ織物です。中国より渡来し、七~八世紀の
飛鳥・奈良時代の遺品として法隆寺や正倉院に伝えられております。
経錦の特徴は、経糸によって地の文様も織り出されている点。
つまり三色の配色によるものであれば、三色三本の経糸を一組とし、
これが互いに表裏浮き沈み交代して地や文様を織り成す多重織りの
技法でございます。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35~4.5m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを4.5mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約4.35mで仕立て上がります。
西陣織工業組合証紙No644 龍村美術織物謹製
帯芯付き
耳の縫製:袋縫い
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事、お稽古、お茶席、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物など
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