【着物・帯2点セット】 受け継がれる伝統の味わい 染め×織りの逸品コーディネート 【天蚕糸100%】 【信州上田紬】 最高級天蚕糸紬着尺 <天蚕山繭織> 【みちのく白鷹の里工房】 【漢方染 奥州茜草】 特選工芸手絞り紬九寸名古屋帯

商品番号:1521324

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【 仕入れ担当 岡田より 】

お着物通の憧れを叶える、染め、織りの逸品コーディネートをご紹介いたします。

極めて希少な天蚕糸の紬糸を、ストレートに味わう無地着尺に、
茜染めの自然な赤色が美しい、手絞り紬九寸帯を合わせました。

艷やかな光沢感をたたえた絹地に映える、素朴な茜の彩り。

シンプルな表情の中に込められた確かな技術の蓄積、
質実とした空気感は唯一無二の風合い。

最高級のカジュアル着として。
末永く受け継いでいただきたい伝統の織味をご堪能下さいませ。
とっておきの機会に是非袖を通していただきたいお品です。


【 天蚕について 】

「天蚕」とは、日本原産の野蚕で一般にテンサン又はヤママユなどと呼ばれている。
空気の綺麗な山野に生息しており、
主にクヌギ・ナラ・カシなどの葉を常食とし、実に美しい淡い黄緑色の繭を作る。
天明年間(1780年代)に飼育が始められ、
大正時代まではこの繭から繰糸した天蚕糸は丈夫で強伸性があり、優美な光沢と野趣に富んでいたことから、高級織物などに利用されてきた。
しかし前述の通り、枝の揺れや騒音、飼育の難しさから大正時代に一度その生産が途絶えることろなる。
しかし昭和48年に「幻の糸」を復活させようと飼育が再開。
自然の山野で、クヌギやナラの葉をエサにして生息している天蚕は、
年1回発生する一化性で、5月ごろ卵からかえる。
幼虫は四眠五齢の発育経過をたどり、蚕でいるのは平均52日間。
7月頃から繭を作ってさなぎになり、成虫になった蛾は、
早いものでは8月ごろに産卵し斃死する。
産卵される卵の数は1成虫あたり130~200粒で、家蚕の520粒と比べるとかなり少ない。
この繭から採れる糸が【天蚕糸】ですが家蚕に比べかなり太く、
1粒あたりの繭から採れる糸は、長さも量も少ない。
その上、一化性であるため生産量が限られている。


※天蚕糸の特性上、経年でお色が変わって行きます。
淡い黄色から生成色へ変りますが難などではなく、その変化の過程もお楽しみいただければ幸いでございます。


【 上田紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)

国指定伝統的工芸品「信州紬」のひとつ。
長野県上田地方、更科、小県、埴科地方、とくに
千曲川上流地帯でつくられる紬織物で、
上田を集散地としたため上田紬と呼ばれた。
江戸寛文年間(1661~73)に伝えられ、
江戸中期ごろから和糸生産の発展につれ、養蚕から
生じる屑繭、玉繭を利用し、農家の副業として
盛んになり、天保年間(1830~44)に最盛期となった。

もともとは玉糸が使用されていたが、現在では
経糸に生糸、緯糸に紬糸(多くは機械を使用する)を用い、
一部は高機による手織であるが、力織機による製織のものが
多くなっている。
絣のものも織り上げはあるが、縞柄が主で、
普段着向きの着尺地として使用される。

厚手で丈夫な地風で、江戸時代には
大島紬や結城紬と並ぶ「日本三大紬」として
一世を風靡した。

- 素材・サイズ

【着物】
経糸、緯糸:天蚕糸100%
長さ12.8m 内巾37cm(最大裄丈70cm)
天蚕糸の特性で保管状態や経年によってお色が変化します。
その経年変化も一つの味のとしてご了承の上、お買い求めくださいませ。

【帯】
絹100%
長さ約3.6m~3.7m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄 ※タレ先、返し三尺は無地
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。
たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
※絞り染の性質上、色の濃淡、絞りの目が不均一な箇所がございます。
風合いであって難ではございません。その点ご了承くださいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、ご観劇、お食事会 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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