商品番号:1520480
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
信州・伊那谷で織り上げられる伊那紬。
今回ご紹介のお品は、伊那紬といえば!の、
手織機のみを数十台所有されている伊那紬随一の工房、
信州伊那谷、長野県駒ヶ根市にある【 久保田織染 】より。
草木染による手織の、おだやかな彩りの
珍しい織絵羽のご紹介です。
昨今織絵羽の製織数はかなり少ないため、
こういった工芸紬の訪問着をお探しの方におすすめ。
またシンプルなデザインで流行り廃りなく、
ご年齢を問わず、カジュアルシーンにこだわりの
スタイルをお楽しみ頂けることでしょう。
【 お色柄 】
薄手でしなやかな地風の濃い苦色(にがいろ:
わずかに緑みがかかった、サンドベージュ系のお色)と
薄刈安色の暈しが織りだされた紬地に、伊那紬ならではの
ふうわりとぼやけたタッチの段霞が重ねて織りだされております。
【 久保田織染工業について 】
1910年(明治43年)創業
伝統工芸品である伊那紬を国内で唯一製造する織元。
糸作りから染め、機織りまで一貫して製造。
アルプスを望む自然豊かな駒ヶ根市で育った
草木に、現在は化学染料も併用しながら
多彩な色彩を表現。
伊那紬独自の色柄を設計するのは伝統工芸士の
3代目と若き4代目が行っており、古典はもちろん
メディアに起用されるデザインを提案し、
伝統を守りながらも伊那紬の可能性を追求、
織り続けている。
【 伊那紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)
『飯田紬(いいだつむぎ)』や『上田紬』とならぶ
長野県で生産されている信州紬の1つ。
2匹の蚕が一緒に作る玉繭(たままゆ)の糸、
絹糸腺(けんしせん・絹糸の元となる液状絹を
生成、分泌する器官)を酸で溶かした
天蚕糸(てぐすいと)という白色透明の糸、
繭を煮込んで手で引き延ばした真綿などを使用。
自然の染料で染めた、草木染めの色が美しい
糸を高機(たかはた)を使って手織する。
1970年代には県内に120軒ほどの伊那紬の
生産工房があったが、現在は1910年創業の
久保田織染工業が唯一の製造元である。
絹:100%
たちきり身丈約175cm
内巾:約36.5cm(最長裄丈約69cm 袖巾肩巾34.5cm)
草木染:りんご、矢車玉、山桜
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
久保田織染工業株式会社の証紙(生産工房の証紙)
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
この商品を見た人はこんな商品も見ています