【 仕入れ担当 中村より 】
いにしえに、永久(とわ)の愛の約に贈られたこころ。
『いつの世までも』との願いがこめられたお品。
ミンサーに花織の表情の加わった特選八寸帯のご紹介です。
今回ご紹介のお品は、隆盛を極めた八重山上布の影で、
久しく織ることが絶えてしまっていた『八重山花織』の
技法にて織り上げられた、『花織みんさ』の八寸帯。
ミンサーのご紹介はございますが、
八重山花織はなかなかご紹介ができません!
お値打ちにご紹介致しますのでどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
鮮やかな黄色の帯地。
花織による間道をあしらいました。
華美にならず、素朴で暖かいぬくもりを感じるのはハイセンスがゆえの意匠美。
まるで島の風を身にまとうかのような佇まいで、おしゃれ心溢れる大人の個性を存分にお楽しみいただけることと存じます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 八重山花織について 】
連綿と続いた八重山の織物の歴史上で途絶え、消えていった『八重山花織』。
ニ色の経糸を畝織にして、その糸をすくい上げながら織り上げる技法で、
タテ糸浮きは二色、ヨコ糸は裏面に浮き上がり、それぞれに異なる、
独特な織の表情となります。
【 八重山ミンサーについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1989年4月11日指定)
素材は木綿、組織は平織の主に石垣市と
竹富町が産地の織物。
平成元年4月11日付けで経済産業大臣から
伝統的工芸品の指定を受け、みんさー織は、
経済産業省告示第184により「八重山ミンサー」と
呼称が統一された。
その由来は、綿でできた狭い帯「綿狭帯」と言われ、
かつては八重山各島で織られたもので、その柄に
地域ごとの特徴がある。
特徴的な文様として五つ玉と四つ玉を組み合わせた
絣模様には、「いつ(五)の世(四)までも末永く」
という意味を、帯の両脇のムカデの足に似たヤシラミには、
通い婚時代の「足しげく私の元へ通って下さい」という
意味が込められている。
綿100%
長さ約3.6m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃、5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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