【 仕入れ担当 中村より 】
やさしい絹の光沢、奥行きある彩り。
西陣の名門【 山口美術織物 】が丹精込めて創作した
特選紋意匠織色無地着尺のご紹介でございます。
定番のお品ですが、他の方と被らないモダンなセンスある地紋が魅力的な一枚。
今回は人気機屋・鹿子井山田の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
[着物]
美しい光沢が浮かぶその絹布。
地紋に重ね小花文が浮かびあがります。
お色は上品な白鼠色。
一面に織り出された地紋が、なめらかな
表面に浮かび上がり、所作のたびに異なる表情を
感じさせる仕上がりとなっております。
[帯]
しなやかな風合いの帯地。
優しい白緑色の地には、花唐草の意匠が織りなされました。
桜色、向日葵色、松葉色、紺色など、
多彩を用いながら華美になり過ぎず、
全体に調和のとれた面持ちとなっております。
地色に映える金糸の縁取りが品良きアクセントとなっております。
【 鹿子井山田について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.76
1906年(明治39年)創業
明治期フランス・リヨンのゴブラン織の技術を
習得した山田九蔵がおこした機屋。
名水が湧き出る鹿子井戸があった事から
鹿子生山田と名付け現在に至る。
【 山口美術織物について 】
京都の唐織メーカー
1992年(平成4年)創立
もともと帯地の製織が専門だったが、能衣装や
打掛も手がけており、最近ではきもの地も制作している。
【 沿革 】
1992年 京都市中京区で会社設立
1996年 伊勢神宮にて平和と五穀豊穣を願って
意匠された几帳「天恵日輪豊穣文」
「天恵月煌豊穣文」と卓飾を奉納
1997年 東京霞ヶ関 旧華族会館において
第一回紫雲会同人会作品展を主催
唐織きもの「唐織御衣」を発表
1998年 アールヌーボーの巨匠エミール・ガレや
ドーム兄弟など当社所蔵のコレクションから
唐織・友禅染などに昇華した作品集
「アールヌーボーコレクション」を発表
2000年 東映創立五十周年記念作品
『千年の恋 ひかる源氏物語』において
十二単や束帯など平安王朝期の衣裳を復刻
映画衣裳・キャンペーンの着物を製作協力する
2002年 京都東山の鷲峰山高台寺創建400周年記念事業の一環として、
高台寺とその塔頭圓得院所蔵の宝物『秀吉の陣羽織』や
『北政所ねねの小袖』数点の復元製作を依頼され、
京都国立博物館、高台寺「掌」美術館など
各博物館のご協力のもと、陣羽織製作のためだけに
発注された特別製の手機織り機にて着手
2003~2005年
フジテレビドラマ『大奥』シリーズの衣裳を製作
衣裳監修・協力
2003年 1年の歳月をかけ完成した『北政所ねねの小袖』復元三点を奉納
2006年 4年の歳月をかけ完成した『秀吉の鳥獣文様陣羽織』復元綴織を
奉納する
劇場版『大奥 絢燗きもの図鑑』発行
2007年 舞台『大奥』の衣裳を製作
2008年正月映画『茶々』の時代衣裳を製作
2008年 正月映画『母べぇ』の映画キャンペーンのきものを製作。
11月公開の『まぼろしの邪馬台国』女王・ヒミコの衣裳を製作
2010年 舞台『大奥』の衣裳を製作協力する
2011年 舞台『大奥 第一章』の衣裳を製作協力
2012年 御寺泉涌寺別院雲龍院「春の特別拝観」にて『大奥衣装展を開催』
[着物]
絹:100%
長さ:約13.5m 内巾37cm(裄70cm前後まで)
白生地には、丹後ちりめん地を使用しております。
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.45m
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
※単衣仕立てでしたら、6月・9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、おでかけ、お食事など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
この商品を見た人はこんな商品も見ています