商品番号:1511908
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
「復元と独創、唯一無二の美的感覚」
西陣の名ブランド『龍村美術織物』による
経錦全通袋帯のご紹介です。
お手にとっていただければきっとおわかりいただけることと思います。
緻密な織技法による滑らかな帯地、その風合いだけでもただならぬ洒落感を漂わせます。
キメ細かく、しなやかな織の風合いと
現代的かつ、ハイセンスモダンな華やぎに惹かれ、仕入れて参りました!
名門の名に恥じない一目でわかる名門龍村の織美への感性。
独特の緻密で大胆な、歴史に残る卓抜した芸術美は本当に見事です。
お茶席から、ちょっとお洒落にお食事会やお集まりのお席にも。
名門の一条を素敵にご活用下さいませ。
【 お色柄 】
銘「 天平綺文錦 」
絹糸のとろんとした肌触り、程よくしなやかで
しっかりと結びやすいハリ感のある帯地。
お柄には、南国情緒感じる色彩にて「天平綺文錦」と題された意匠…
暈配色に入子菱と花卉文を織り表した華麗な綴錦の意匠。
日本古来から伝わる綴織機のことを”綺”と云い、中国ではこの綴織を強靭な帯として用いてたことから、
幅の狭い真田紐風の織物を指して「かんはた」と呼ばれています。
本品は綺の趣を損なうことのないよう、暈の地に花文と幾何学文を配して気品高く優雅に、
経錦の織法で織り成し、天平の美観を偲ばんとしたものです。
また、全通柄でございますので玄人さんにはもちろんのことですが
お着物初心者の方にも安心して結んでいただける一条でございます。
柄出しが不安な方、変り結びにチャレンジしたい方、
お稽古などにも最適でございます!
ハイセンスな着姿を叶える、大人のお洒落帯!
この機会にぜひご検討くださいませ!
【 経錦について 】
経錦とは、何色もの彩色を用い紋様を織り出す錦の中でも最も古い歴史を持つ織物です。
中国より渡来し、7~8世紀の飛鳥・奈良時代の遺品は、法隆寺や正倉院に伝えられています。
経錦の技法は、経糸によって地の文様も織り出されている錦です。
つまり、三色の配色によるものであれば三色三本の経糸を一組として、
これが互いに表裏浮き沈み交代して、地や文様を織り出しています。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.644 龍村美術織物謹製
帯芯付き(綿芯「松」)
耳の縫製:袋縫い
全通柄
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを約4.8mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約4.35m前後で仕立て上がります。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 御召、 小紋、織の着物など
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
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