商品番号:1522047
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
西陣が誇る、
『唐織能衣装芸術・山口美術織物』の祖ともいえる三兄弟でいらっしゃいます。
山口伊太郎氏―
山口安次郎氏―
そして、山口成三郎氏。
今回ご紹介いたしますのは、その山口成三郎氏の意匠を今に伝えるべく、
受け継がれきた伝統の織り技にて表現されたおひとつです。
山口の名を冠し、西陣唐織の名門として名を馳せる、山口成織物から、
滅多とない九寸帯をご紹介致します。
柄の奥行き、繊細さ…全てが一格上の風格を漂わせます。
その価値は今後ますます高まることでしょう…
この美しさ、是非ともお手元でご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
こっくりとした煤竹色のしなやかな帯地。
蜀江文様を背景に、全通に渡り蔦葉を織り描き出しました。
趣深く、金糸のみで格調高い面持ちに仕上げた一条。
気品ある和姿に、名匠ならではの卓抜した意匠デザイン。
軽く締めやすい…
帯地の上等さを体現する、しなやかな素材感。
名門ならではの仕事ぶりと、納得の織り上がりでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.65m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事会など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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