商品番号:1522014
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【 仕入れ担当 田渕より 】
極しなやかな織り、通好みな意匠…
問屋間でも定評のある名門、とみや織物のひと品をご紹介いたします!
とみや独自のハリと、
歴史的絵画をも見事に表現することのできる写実な細かい織りの表現。
加賀の巨匠、木村雨山の図案を細緻に織り上げた、
趣味性高いひと品です。
その魅力をお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
紫と黒色の糸が混じった深い色の地。
意匠には、蛍暈しに百合の花を
まるで絵画のような印象にて織り描きました。
少しあらたまったお席にも、またご趣味のお集まりにも、
モチーフと素材感、織風、彩りが絶妙なセンスで調和された秀作です。
趣味性とフォーマル、ともに兼ね備えた、さすが名門と呼べる作品です。
どのようなおきものにも合わせやすく、必ずや重宝いただけることと存じます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 木村雨山について 】
加賀友禅は、絵画的で写実的、質実剛健な作風を特色にしていますが、
日本画の手ほどきを受けられていた故雨山氏は、
その加賀友禅の特色を活かしながらも、写生による図案をもとに制作を行い、
日本画の技法を駆使して、宗達、光琳風の濃淡の色調を巧みに表現し、
加賀友禅を新境地へと誘いました。
明治24年:金沢生まれ。
昭和2年:帝展(現日展)工芸部入選。
昭和30年:重要無形文化財認定。
昭和41年:紫綬褒章。
昭和51年:勲三等瑞宝章。
昭和52年:86歳で他界。
【 とみや織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.308
1956年(昭和31年)設立
創業者 冨家伊兵衛
明治初年頃に冨家伊兵衛により
西陣の織物商として創業。
後、織元に転業したが太平洋戦争で一時休機。
戦後すぐに「冨家機業店(とみいえきぎょうてん)」
の屋号で事業を再開、1956年(昭和31年)に
「とみや織物株式会社」を設立。
京都市オスカー賞を受賞した技術の高さで、
米・露大統領、モナコ皇太子、国会議員など国内外の
著名人の肖像織物をはじめ、寺社仏閣への奉納用織物、
映画の衣装、駅伝やマラソンのゴールテープなど、
幅広い分野で評価を得ている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、コンサート、食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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