商品番号:1511013
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
暑い日本の夏に…
すうっとそよ風を通す着物、そして麻の帯。
想像するだけでも、爽やか。
まぼろしの古代糸「からむし」を用いて創作された特選帯。
生成り色のお品は夏場のどのようなお色柄の御着物とも調和がとれ、
夏ならではの、素材感あふれるお洒落を楽しませてくれます。
無地も希少ですが、もじり織りの作品は大変貴重なものでございます。
最近では製作数も少なく本当に希少でございます。
実は発注させていただいていたのですが、
なんと次回の入荷まで一年待ちの状況とのこと。
今回特別に仕入れることが出来ましたので、
織物好きの方にお届けさせて頂きます!
お目に留まりましたらどうぞお早めに!
【 色柄 】
「からむし」ならではの、サラリ、かつしっかりとした地風。
ナチュラルな白生成りは大自然のお色そのままに…。
お柄には美しい透け感を魅せるもじり織りで上品な帯姿を演出いたします。
その間には横段模様が表現されて…。
夏の織りの御着物全般に。
さぞかしステキな装いとなりましょう。
【 からむしについて 】
人類が最初に用いた繊維植物のひとつ、
イラクサ科の多年草である「からむし」(苧麻)は、約600年も昔から、
純粋かつ高品質の厳しい管理によって受け継がれてきました。
「からむし」とは、上布、
つまり麻の最高級衣料の素材となる青苧(あおそ)のことを言います。
苧麻と呼ばれるイラクサ科の植物から取り出した繊維製品である青苧。
もともと熱帯アジアが原産で、日本には北海道以外の全国に自生しておりました。
そのため、古くより衣料と言えば麻布が筆頭に挙げられます。
飛鳥・奈良といった古代にはすでに日本書紀のなかに衣料として見られ、
中世においては、庶民衣料として定着していたようです。
とりわけ越後産の青苧は大変有名で、
麻布といえば「越後の青苧」という観念が存在していたほどでした。
戦国時代に入ると、越後守護・上杉謙信の庇護下において流通が増大し、
その継嗣・景勝の代の会津米沢への転封によって、
次第に越後から奥会津へと、その産地も移転しました。
【 手織工藝・繭屋清十郎(繭屋あだち)について 】
明治期に初代・安達光蔵が蚕糸業界に従事したことから始まります。、
繭問屋安達を創立し、養蚕から始まり
米沢など地元の織元を中心として、
全国織物産地への絹糸の販売も開始しました。
その後、絹製品部が設立、
「蚕→繭→絹糸→絹織物」までの一連業務が完成し、
全国でも唯一稀有の存在として注目されたそうです。
現在も地元では「まゆやさん」の通称で親しまれています。
最近では織物工場の協力で糸作りからこだわった安達オリジナルブランドの商品を創作されております。
青苧手績み糸100%
長さ3.6~3.8m(仕立て上がり時)
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年代は問いません
◆着用シーン 行楽、お食事会、ショッピング、女子会、街着など
◆あわせる着物 上布、芭蕉布、紗紬、夏御召、単衣の紬など
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